Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ワイン祭り概論-レジュメ

2005-05-28 | 生活
ヴァインフェスト。響きは少し重く堅い。「4月に始まり、9月の世界最大のワイン祭りにクライマックスを向え10月までの毎週末、最盛期は複数回行われるワインを飲む祭り」と模範定義。「前年度の売れ残りのワインを次の収穫が終わる時期までに売り払い、樽を空にする棚卸の祭り。近郊もしくは遠方からの訪問者を迎え出来得る限り盛大に執り行い経済効果を上げる」と解釈。

毎年この時期、名刺大のヴァインフェストカレンダーの冊子が、インフォメーションやガソリンスタンドなどで無料で配布される。ここに、そのカレンダー。これを詳細に見ると、ワイン産地でない西部地方は魚や地場産業や名所などの名詞を冠したフェストが多い。ワインの消費は比較的少ない。ヴァインフェストに最も相応しいのは、ワイン街道を中心としたワイン産地のフェストである。

フェストに出されるワインは売れ残りであるから、訪問者はこれを必ず反芻して思い起こそう。ショッペングラスで安く傾けるのは、そのようなワインである。これを一気に飲み干してしまってはいけない。これを四回も千鳥足でスタンドに取りに行くとなると、〆て二リッターである。フェストの本意から、悪酔いする質のワインとは言わないが、香りを楽しむような高級ワインは断じて無い。

地元民の迷惑且つ娯楽のために、祭りのイヴェントとして音楽や移動遊園地などがやって来る。その中に上質の出し物が見受けられることは年々少なくなり、最近は祭りのエンターテーメントとは切り離される傾向となっている。

ヴァインフェストを巡回する的屋さんやケータリング業者による飲食のスタンドは、祭りの中心である。地元の飲食店の屋台も多いが、むしろ地元の親睦会のテントなどが大きく張られる。しばしば強い火を起こし豪快なグリルなどを提供するのは、有志で構成する地元消防団である。

朝まで野天で飲みや歌えの夜を過ごす季節となり、明くる日の太陽が眩しい。

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2 コメント

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はじめまして! (ハル)
2005-06-01 22:54:54
大変遅くなってしまいましたが、

トラックバックありがとうございます!



これまで飲まれたワインの数々、すごいですね・・・。

私はワインを飲み始めたのがわずか2年ほど前で、

しかも赤ワインは苦手で専ら白ワインの甘口から

ハーフドライまでとまだまだ素人舌なので

飲めるワインもかなり限られており、

pfaelzerweinさんのようにその年のワインを

幾つも飲み比べたり、年別に同じワインを

飲み比べたり、そしてかつ味を評したりなんて

とてもとてもできないんですが、

それでもドイツワインは大好きです。



高いワインなんて買えないので、

いつも買うのはスーパーに1~5ユーロくらいで

売ってる安物ワインばっかりなんですが、

安くても美味しいのがドイツワインだと私は思ってます。

勿論たまに「安いな」と思う味はありますけど・・・。



PfalzとRheinhessenのワインは一番よく飲みます。

お付き合いしているドイツ人の彼の出身地が

Saarlandで、Mosel-Saarのワインもよく飲みますね。

どこも甘めワインの産地(ですよね?)で

私の好みにピッタリです!



最近ハンガリーやマケドニアのワインも

甘めで美味しいな~と飲む機会が増えてます。





普段赤ワインはほとんど買わないんですが、

たまたま友人に赤ワインをプレゼントされて

気が進まないまま(友人に失礼・笑)飲んでみたら・・・



「!!!!!!」



美味しかった!!!

ラベルを見たら、

『PFALZ

2003er Hainfelder Ordensgut

Dornfelder Rotwein

Kastanien Berg』

とありました。

Pfalzワインを知り尽くしてるpfaelzerweinさんなら

ご存知なのかもしれませんね。

安いのか高いのかも全くわかりませんが、

私はこんなに甘い赤ワインがあるんだと

ただただ驚いた次第です・・・。

スーパーに置いてなかったから、

デパートに行けば見つかるのかな・・・

また飲みたい一本です。





先週は30度を越える夏日が続きましたが、

今週はまた気温がガクンと落ちてしまいました・・・。

今年の夏は気温が上がるかどうか・・・

今年のワインはどんな味になるのか、

今から楽しみですね

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愉しみながら、系統的に (pfaelzerwein)
2005-06-03 14:42:52
ハルさん、コメントありがとうございます。



ワインの数?ドイツワインの飲酒歴は、始めた年齢の問題もあるので残念ながら明かせませんが、可なりになりますね。それでも辛口のリースリングの良さが分かってきたのは一度旅行でドイツに来てからで、「甘口からハーフドライまでとまだまだ素人舌」は自分の体験からも理解出来ます。



Mosel-Saarの辛口も良いですよ。アイラークップのワインなどは高価でも素晴らしいですね。



試飲百景-アイラークップの古いワイン [ ワイン ] / 2005-01-22



2003er Hainfelder Ordensgut Dornfelder Rotwein



ハインフェルダーは、偶然ですが昨日食事に行く節、通りました。南ワイン街道の綺麗な小さな村です。この上のワインで、3 オイロ程です。ドイツの赤ワインは、5-9(高級品)オイロぐらいしょうか。



ドルンフェルダーの話もその時出たのですが、ここ10年ほどは辛口でもいい物が出て来て、特に2003年はドイツの赤ワインにとっては稀に見るヴィンテージです。ミックスしたブルゴーニュに匹敵する物が一部では、今も樽に眠っていると本日話して来ました。



ドルンフェルダー種が気に入られたのなら、今度は違う町(プァルツが抜き出ている)の物をでも試してください。不味ければ料理に使えます。私もこれの辛口は、秋の獣料理に推薦です。シュペートブルグンダーやサンローランなどの他の種も同価格のキャンティなどとどれほど違うか較べて見たら如何でしょう。

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