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府中試験場で導入されているトヨタの「プリウス」は、
従来のAT車のシフトレバーとは、
設置されている場所も動かし方も違います。
…って、既に運転されている方も多いので、
何せ今や日本で一番売れている(らしい)車ですから、
今さらの話になってしまいますが、
従来のAT車(CVT車を含む)で練習してきた人は、
やはり違和感を覚えるでしょうから、簡単に説明しておきます。
まず、シフトレバーは「床(ゆか)」から突き出してはいません。
MT車では、機械的にギアを切り換えていたので、
シフトレバーは床に設置しておく必要があり、
従来のAT車も、その名残で床にシフトレバーがありました。
(コラムシフトの話は、ここでは触れないことにします。)
で、プリウスのシフトレバーは、前面パネルの近くにあります。
「シフトレバー」というより「切換えスイッチ」という感覚ですね。
そして、その動かし方も、特徴的です。
慣れないと、ちょっと戸惑ってしまいますが、
でも、それもまた「切換えスイッチ」だと認識しておけば、
理解しやすいと思います。
本当はここに図示でもすれば親切なのでしょうが、
フリーに使える素材が見当たらず、
まして、自分で描くのは小生には無理なので、
他のサイト様をご覧いただくことでお許しください。
検索すれば、たくさんヒットしますので。
さて、プリウスのシフトで最も違和感があるのが、
「P(パーキング)」ポジションでしょうね。
「D(ドライブ)」に入っていても、「R(バック)」に入っていても、
そのまま「P」ボタンを押せば良いだけだからです。
逆に、「P」を解除するのは、
「D」なり「R」なりに入れれば良いだけです。
ところで、プリウスにもクリープ現象はあります。
技術的にはアクセルを踏まないと車は動かない理屈ですが、
ユーザーからの要望が多かったため、
わざわざクリープが起きるように作ったらしいです。
ですので、駐停車の際には、
必ず「P」に入れて(「P」ボタンを押して)ください。
そうしておかないと、ブレーキが甘かったりすると、
車が勝手に動き出してしまいますので。
ちなみに、サイドブレーキは「足踏み式」ですので、
これも、レバー式(ハンド式)のサイドブレーキに慣れている人は、
弱すぎず、強すぎないよう、慎重にペダルを踏んでください。
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