Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

“目標”ではなく“道”を見て

2020-05-30 13:59:03 | Weblog

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クランクコースやS字コースで、
「縁石がこの辺りに見えたらハンドルを回す」というように、
目標を使って曲がる人がいます。

そのこと自体を否定するつもりはありません。
速習に適した方法の一つだと思いますし、
パイロットアカデミーの教習でも使うことがあります。

しかし、このやり方で覚えてしまうと、
目標さえ合わせれば、いとも簡単に曲がれてしまうため、
目標を合わせることだけに執心してしまいがちですし、
ドライバーが車の位置や向きを把握できていないことも、まま起こります。
これではいけません。

狭路課題で養いたいのは、“車両感覚”です。
「ハンドルをどう回したら、タイヤがどう曲がって、車体がどう動くのか」を体感会得し、
それをこの道にどう適応させるか、が問われる課題です。

そのためにドライバーが見るべきは、
“目標”ではなく、やはり、“道”であるべきなのです。

目標を使ってハンドルを回すのは手段に過ぎず、
「“この道”に“この車”を走らせる」ことが目的であることは
(狭路課題に限らず自動車運転すべてそうですね)
ゆめゆめ忘れないようにしてください。


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