重症筋無力症に負けてたまるか!

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されど我らが日々

2007-09-03 23:28:36 | ノンジャンル
「されど我らが日々」(柴田翔)

というタイトルの小説がずいぶん昔にあったのですが、

自分の中で内容が、
 
「青春の蹉跌」(石川達三)とごっちゃになってます。

どっちも若い頃の失敗の話だったような気もするんだけど…

「されど…」の方は学生運動の話だったような、

でも「青春の蹉跌」は学生運動と関係ないような。


読んだ本の記憶って結構曖昧なものです。

そのとき感銘を受けていても、

次の本、また次の本と読み出していくと、

前の本の内容が脳みそのザルがら漏れちゃっていくなぁ。


さて。


我らが日々、かぁ。

若かりし頃に、バイクに乗っていたんです。


神戸の住まいから、大学までバスで通っていたんだけど、

バスがえらいこと遠回りして目的地に着くものだから、

40分はかかっちゃってたんです。

時間がもったいないと思って、

教習所に行って中型二輪の免許を取ったんです。


そして、バイトをうんと頑張って、

中古のバイクを手に入れたのはよかったのですが、

どうにもこうにも、運転が怖かったんです。


主に早朝練習をしてたのですが、

練習中にガス欠やバッテリーが上がっちゃって、

しょっちゅうバイクが止まっちゃってました。


ある程度運転できるようになってから、

通学に使うようにしました。


あるとき、

確か精神的に参っていた頃なのですが、

バイクに乗っているのが危険だと突然思ったんです。

農村部を走っていて、

カーブで田んぼに突っ込みそうになったり、

あるいは田んぼに突っ込みたくなったり。


それ以来、バイクは運転していないのです。

今、実家の車庫の中でバイクは眠っています。



精神的にも安定したし、

そろそろ運転しようかな?と思った矢先、

筋無力症でまぶたがあやしくなってしまい、

運転が延期になって、今に至ります。


一時期、バイクを売ってしまおうとも思ったのですが、

バイクを売ってしまうと、

青春時代というものを、

そこで終わらせてしまうピリオドみたいな感じがしたので、

売るのはやめたんです。


これからも歳を重ねていくけど、

いつまでも青春していたいし、

その気持ちを絶対に忘れたくないのです。

そのシンボルとして、バイクはなくてはならないかな。


ちょっと懐古主義的かな?