こういうSFエンタテインメントってよくある。スケールも大きいし、お話もドキドキさせられる。500ページにも及ぶ大長編なのに、けっこう一気に読ませてしまう。さすが東野圭吾だ。
北村薫の傑作『タ-ン』と同じパターンなのだけど、後半はスケールアップしていき、壮大なドラマとなる。ウイル・スミスが主演した『アイ・アム・レジェンド』も同じパターンだった。でも、あの映画はストーリーが後半腰砕けした。ゾンビ . . . 本文を読む
こういう昔ながらのゆる~いタッチのB級映画は、もう作られなくなった。メジャー映画会社が、この手のプログラムピクチャーから完全に撤退したからだ。かといって、TV局がこういうレベルの映画をわざわざ作ってリスクの高い劇場公開に踏み切るとはとても思えない。このクラスの映画を作るくらいなら、最初から連続TVドラマとして作ることだろう。
だいたいこの映画のスタッフ、キャストってTVの『ナースのお仕事』の . . . 本文を読む
篠原哲雄監督が初めてメジャー大作を手掛けた。しかも、製作はTV朝日である。『亡国のイージス』『ローレライ』の福井晴敏原作による戦争大作映画だ。(チラシをちゃんと読むと、原作は別にあり、福井は脚色、監修とある。なんだ、それは!)
だが、この作品を米軍艦と日本の潜水艦による壮絶なバトルを描く手に汗握るスペクタクル映画だと期待すると、肩透かしを食らうことになる。山田洋次による2大作の後を受けて藤沢 . . . 本文を読む