『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟の最新作である。「この春、これを見ずして、何を見る?」と、それくらいにワクワクする。今回は、どんな思いもしない世界を展開してくれるのか。楽しみでならない。彼らなら想像を絶する冒険を見せてくれるはずだ。僕たちのイマジネーションの先の先へと連れて行ってくれるはず。前作『クラウドアトラス』も、奇想天外なお話を壮大なスケールで見せてくれた。並行して描かれる6つのお話 . . . 本文を読む
実はちょっと期待もした。(でなければ見ないし。)もっと毒のある映画ではないか、と。
一見安易な企画に見えて、でも、これはうまく作るとかなり面白いものになるのではないか、と思ったからだ。どこまでだますのか。それがこの作品の勝負どころだろう。これだけの役者を集めて、彼らの競演というだけでも、商売になる。
作品としては『THE 有頂天ホテル』に代表される三谷幸喜映画のようなスタイルだが、もう少し軽い . . . 本文を読む
スティーブ・マックイーン監督の新作なのだが、こういう大作映画を彼が手掛けて、こんなにも普通に感動的な作品に仕立てた。映画はよかった、とは思うけど、正直言うと、あまりにありきたり(想像可能な苦難のドラマ)で、なぜ、今こういう映画が作られたのか、なんかよくわからない。
ウイキペディアには「原作は1853年発表の、1841年にワシントンD.C.で誘拐され奴隷として売られた自由黒人ソロモン・ノーサップ . . . 本文を読む
なんと漢字だけで10字のタイトルだ。こういうのって実はかなり珍しいことではないか。ふつうタイトルには、どこかで必ずひらがなが入る。なのに、この小説は漢字オンリーだ。しかも、無理してそうなったのではないことは見たらわかる。こういうどうでもいいようなタイトルは、なかなかない。まぁ、大したことではないのだが、そんなことをふと思った。
この平凡な何の工夫もなさそうに見えるタイトルが実は斬新だ。だいたい図 . . . 本文を読む