今から、30年前に書かれた作品だけど、これはそんなにも新しい作品だったのか、と改めて驚く。今まで何度もいろんな集団によるヴァージョンを見ている。もっと古典だと思っていたのだ。今日この劇場にこの芝居を見に来ていた九谷保元さんが演じた作品も見ている。(田口哲さんの演出によるものだ)まだ、今よりずっと若かった九谷さんは、思い切り汗をかいて、この不条理劇を体現していた。もう何十年も前の話だ。(たぶん)
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これは1時間ほどの中編作品で、4巻からなる。原作はもちろん士郎正宗、 総監督に黄瀬和哉 、脚本は冲方丁という陣容 。今回見たのはその①『Ghost Pain』である。
このブログには書いてないけど(たぶん)、実は昨年③の『Ghost Tears』を劇場で見て感心した。難解なのは当然だがこれが実にシンプルな映画になっているのだ。ラブストーリーでもある。中編映画の面白さを見せつけられた気分だった。 . . . 本文を読む
こういうショートショートをわざわざ読むほど僕は暇ではない。だが、たまたま手にとって読み始めたから、仕方なく読んだ。で、おもしろい。そんなことも、わかっている。坂木さんはストーリーテラーだ。星新一に負けないくらい。でも、僕はもう中学生で星新一から卒業した。なのに、これを読み始めてしまったのだ。困る。
この短編集に描かれる不思議は、ちょっとこわい。よくわからないまま、終わるものまであり、それもこわ . . . 本文を読む