較べることに何の意味もないと知りながらも、どうしても『ミッション・インポッシブル ローグネーション』を見た直後にこういう映画を見てしまうと、この日米大作を比較してがっかりすることになる。アメリカ映画は凄い、と思ってしまわざるを得ない。予算のかけ方が半端じゃない、とか、そんなお話ではない。この日本映画の「超大作」がダメなのは、スケールがしょぼいのではなく、台本が悪すぎるのだ。それはこれが安易なTV . . . 本文を読む
この地味なアメリカ映画が、とても心地よい。今時モノクロ映画なのだ。もちろん、それは確信犯で、でも、いまさらジャームッシュ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』ではない。この映画はスタイリッシュでおしゃれなアート映画なんかを目指さない。
ひとりの女の子の毎日を描く青春映画なのだ。だからこれはパステルカラーの映画でもいい。「頑張る彼女に乾杯!」なんて感じでもいい映画なのだ。しかし、そうはならないし、 . . . 本文を読む
『スパイ大作戦』がこのタイトルになった時は凄い違和感があったのに、今ではこちらのほうがしっくりくる。それくらいに馴染んでしまったし、本家であるTVシリーズなんかもう誰もイメージしない。トム・クルーズの最高ヒット作の第5弾。ハリウッドのヒットメイカーの看板シリーズは本人のイメージを限定してしまい、役者自身はあまりいい気分じゃない場合も多いのだが、彼のこのシリーズは別格。イーサン・ハントは戦い続ける . . . 本文を読む