もう、思いもしない面白さに驚嘆。噂には聞いていたけど、ここまでとは、思わなかった。先日の『スパイダーマン ホームカミング』といい、これといい、あきらめていたところから奇跡が始まる。昨今は「ヒーローもの」の映画ばかりでウンザリしていたはずなのに、こういう新機軸が登場すると、まだまだ、このジャンルには可能性があったのかと、嬉しくなる。(ただ、この2本が徒花にならないことを祈る)
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オリジナルは45分。それを90分の長編にした。なんと2倍。どこをどう膨らませて、新しい展開を見せてくれるのか。オリジナルのテイストをどこまで生かし切れるのか、興味津々で、見たのだが、予想通り惨敗。
それほど、実写のアニメ化(その反対も含む)は、思った以上に難しい。というか、最初からそんなことはわかっている。そんな無謀なことはするべきではないし、もしするのなら、それ . . . 本文を読む
昨年『日本のいちばん長い日』を作った原田眞人監督が念願の司馬遼太郎『関が原』に挑む。これは彼のキャリアにおいても最大の挑戦だろのう。スケールだけではなく、前作でただの群像劇ではなく、そこで昭和天皇の存在を真正面から描き、日本が大きく揺れた1日のドキュメントではなく、あの戦争が日本人にとって何だったのか、に迫った彼が、次に満を持して天下分け目の大合戦に挑むのは、当然の推移だ。石田三成 . . . 本文を読む