
配信が凄いことになっている。この前劇場で公開されたばかりの映画がどんどん配信されていく。もう劇場で映画を見る人は一部のマニアだけなのか。映画館は好き物だけの道楽なのか。タダに近い料金で、お家やスマホですぐ見れるものをわざわざ高いお金を払って見に行くって、贅沢なのか。
10月の劇場公開時、上映終了間近でもう1日1回上映になっていた時、見に行く予定を立てたけど、さすがにレイトショーはしんどいなぁと思い諦めた映画だ。上映終了からまだ1ヶ月くらいしか経ってないのにもう配信が始まった。あまりに早くて、「いいのか、これで!」と不安になる。
『地獄の黙示録』アフガン版とかいう噂をどこかで聴いたから少し気になって見るつもりにしたのだが、劇場で見なくてよかった。誰が言ったかわからないけど、どこが『地獄の黙示録』なんですか? 教えていただきたい。B級アクション映画とは思わないけど、かなり無茶苦茶な映画だ。でも実話をベースをしているらしい。こんなことがあったなんて、恐ろしい。
ここで起きていることを戦争っていう括りで見るのは、なんか少し違う気がする。みんな勝手に武器を持ってドンパチしている姿にはウンザリする。大義とか信念があっても、戦争は避けたいと思うけど、この映画で描かれるものは信じ難い。
何のために争うのか。自分たちもわからなくなっているみたいだ。こんな世界から脱出して平和な世界に戻って欲しい。
映画はお話自体もなんだかめちゃくちゃな展開で、つまらない。単純な娯楽アクション映画にするつもりはないが、シリアスな戦場映画とは言い難い。なんかいろいろところが消化不良。『エンド・オブ・ステイツ』などのジェラルド・バトラーが主演し『グリーンランド』に続いてリック・ローマン・ウォーが監督した作品だけど残念な一編になった。