「新福菜館」(たかまつラーメンポート)

 先日、京都で食べ逃した「新福菜館」、気になっていて調べたところ高松にあるラーメン集合施設に出店していることを知りました。「新福菜館」、「本家第一旭」ともに本店がオンリーワンで支店・系列店は味が違うと色んなところに書いてありますが仕方ありません。とりあえず食べてみたいです。いつもの香川ドライブに出発しました。

 高松駅周辺の再開発で新築された高層ビル脇のマリタイムプラザ高松という商業ビルの3階に「高松拉麺築港(たかまつラーメンポート)」は入っています。うどん文化の高松で苦戦が続いていて2004年のオープン以来、入れ替わりが激しく既に7店が撤退して、現在は5店舗が営業しているようです。オリジナル店舗で残っている「新福菜館」はまだ善戦しているほうなのでしょうか。

 今回は娘と2人でしたが店内はカウンター5~6席に、テーブルが5脚あるので家族連れでも大丈夫です。「並らーめん」(700円)ともう一方の名物である「ヤキメシ」(600円)を注文しました。

 待ちに待ったラーメン、一口啜ると…うまい、濃い目の醤油スープが胃に染み渡ります。これはうまい。見た目よりさっぱり、「第一旭」とあまり味は変わらないと読んでいましたが、この店のスープは第一旭とは明らかに違います。見た目どおりにコクはあるけどすっきりしたスープ。ストレートの中細麺も絡んでいい感じです。チャーシュー、九条ネギとのバランスもよし。
 そしてヤキメシ、こちらは仕上げにラーメンスープを加えているのでしょう、黒い色をしたヤキメシです。こちらも旨みがあって最高。娘と皿を奪い合ってがっつきました。
 美味かった。本店と味の違いがあったとしてもこれは確かに美味いです。

 これで700円はどうなんでしょうか。私は違和感はありませんが地元の方にはレベルの高いうどんが一般店で200~300円程度で食べられる中でかなりの割高感はあるのかもしれません。

 折角なので散歩を挟んでもう一店、「陳建一の担々麺」で担々麺を食べてみました。どこかで似たようなモノを食べた記憶はありましたが再食です。こちらは前回どこかでの味を思い出しました。ゴマ風味の甘みがあまり好みではありません。辛口にしましたが同じでした。しかも細麺、とんこつラーメンは火力の弱い屋台ベースなので細麺は仕方ないとしてもそれ以外での細麺は単に茹でやすいという店側の都合という印象が強くダメですね。四川飯店・陳建一系は麻婆豆腐は大好きですが麺はイマイチです。それを思い出した一杯でした。

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〔4/25補足〕

 いつかは分かりませんが撤退したようです。あのスープとチャーハンが忘れられず再訪しようと計画していたので残念です。ただ、後継店の「福麺酒家」は系列店なんでしょうか。メニューも似ています。であればリニューアルということになります。


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