『竹取物語、伊勢物語 他』




 源氏物語に続いてほぼ同時代の物語、日記5編。これも面白い。短歌が随所に織り込まれるスタイルは源氏と同じ。読み出したら止まらない。読み物としてのエンターテイメント性、感情表現の深みは今読んでも十分で日本文学は平安時代には既に確立していたことが分かります。先日、源氏物語は唯一無二と知らずに書いてしまいましたがこれらの作品の延長で生まれた作品でした。これまでは古文というお勉強の例文だったものが作家による翻訳で上質の読み物にリニューアルされています。これはなんなんだという驚き、面白さです。当面は平安時代にハマりそうです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )