君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

自然農 川口由一の世界 3.13 「草や虫を敵にしない」

2015年03月13日 | 自然農川口由一の世界

自然農にいのち宿りて

 

本来 害虫は存在しません。

例えば ウンカはお米にとっては最も恐れられている虫ですが、

自然農では決して異常に増殖せず 害虫にならずに  

ゆえあってそこに存在して

お米の足元の草々にも生かされ 元気よく生きています。

そのことによってお米も元気に生きることができています。



あるいは野菜において

アブラムシが大量に発生すると成長が止められてしまいます。

やはりウンカと同様 

いのちの世界においては アブラムシは害虫ではなくて  

栽培の仕方の問題から 害虫にしてしまいます。


それは耕したゆえ  肥料をたくさん投入したゆえ

草を敵にしてなきものにしたゆえ

あるいは異常に多く発生し作物が養分過多で軟弱ゆえ

害を及ぼす虫にしてしまいます。



もし異常に発生して農作物が損ねられる場合

自然界においては

異常に発生することによって 異常を正常に

あるいは乱れた秩序は 自然な調和のある状態に戻ってゆきます。

そのままにしておきますと 異常な状態が正常になります。


アブラムシに空豆がおかされるままに任せておけば

招いてしまった問題は 新たな問題を招かず自然に解消されます。


もとより草を刈らなければ

肥料を投入しなければよかったのです。


農薬を使わないと栽培できないというのは

栽培の仕方をどこかで間違っているからです。


原因は耕すからであり

耕すと 半砂漠化した不毛の地に追いやるゆえに

なんらかの肥料を投入しなければならなくなり

原因の解決から遠ざかります。


耕さない 肥料を用いない 草や虫を敵にしない。

そのことによって永続を可能にした栽培になり

いのちを十全に育んだ食べ物に育ち

環境に問題を決して招かず負荷をかけない

なんともいのち豊かな田畑   美しい楽園になります。



地の巻  p39~p41より抜粋

『草や虫を敵にしない  害虫益虫 有効無効の別なき自然界』

  

                                  

                                  自然農にいのち宿りて 川口由一 著



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