4/26 自然農たのしい稲作教室の籾まきでした。
晴れやかな空のもと 田んぼの一角に作った苗床に種を降ろしました。
うれしさいっぱいです。
田んぼの中に作る苗床を「畑苗代」といいます。
田植えまでの約一か月半~、 ほぼ天水のみで丈夫に育ちます。
苗床の周りには もぐら除けの溝を掘ります。
このあたりはスズメが多いので、
鳥よけの紐も張りました。
自然農の畑苗代では
小動物や鳥たちから籾を守る工夫が必要になりますが、
たくましく丈夫な苗を育てることができます。
六月の田植えまでの期間は
苗床の手入れ 畝の夏草刈 畦草刈 溝の整えなど・・・、
必要に応じて作業をしてゆきます。
私の籾まきは5/2でした。
みなさんと同じく 品種は「あけぼの」です。
この田んぼで育った稲の中から
種もみ用に保存しておいたものです。
畝の広さにあわせて 苗床の面積を決め、
籾の量を計算しておきます。
まずは夏草の種が落ちている表土をけずります。
そして 葦 がま すすき 茅などの宿根草の根っこを取り除きました。
とても根気のいる作業です。
宿根草がない場合は 行わなくてもいいのですが・・。
上は 取り除いた根っこです。
下は 根っこが取りのぞかれた後の苗床です。
クワでトントンと表面の土を平らにして 籾を降ろしました。
くっついている籾を ほどよい感覚に整えています。
3㎝間隔くらいでしょうか・・。
そして 覆土し、乾燥をふせぐために鎮圧しておきます。
さらに繊細な草をふんわりとかぶせて 湿り気を保ちます。
そして スズメよけの紐を張りました。
籾まきが完了すると ほっと一息ですが、
ほぼ毎日散歩がてら様子を見に行きます。
田んぼが近いのは 有り難いことですね。
朝露にぬれて光る草々も とてもきれい・・。
草の種類も少しずつ変化しているように感じます。
何もかも楽しみながらのお米づくりです。