自然農にいのち宿りて
人類は今日まで 宇宙を観つめ
いのちの世界について考えてきました。
宇宙という言葉を使いながら
このあり続けている宇宙自然界について
思索を重ねてきています。
この 「宇宙」 という言葉の
さし示しているものは 「いのち」 であり
すべてをあらしめている 「本体」 です。
この宇宙本体であるいのちを
「時」 と 「空」 に分けることができます。
「宇」 は 「空」
「宙」 は 「時」です。
この二つの側面から
その本体であるいのちを理解することもできます。
人類は
宇宙のことを考え
自然界のこと生命界のことを考え
「宇宙」はいつから始まったのか いつまで続くのか、
「宇宙」はどこまであるのか と考え続けてきました。 が、
いつから始まり いつまで続くのかと追求すると
答えにはたどりつきません。
あるいは どこまで宇宙はあるのかと追求しだすと
どこまで行っても答えにたどりつきません。
始めがあるならば 始めの先は、
終わりがあるならば 終わりの次は、
果てがあるならその向こうは と必ず疑問が生じます。
そこで 本当はどうなのか と問い続け 観つめ続けたならば
『 始まりなく終わりなくあり続けている 』
『 どこまで行っても宇宙いのちの世界 』 であることが
観えてまいり 納得が入ります。
この真実が観えて この認識に疑いが入らず
信が入って 真の宇宙を察知したと悟ります。
自然農にいのち宿りて 天の巻 p86~p87より抜粋
「宇宙本体を観つめ 宇宙の真実を観る」
自然農にいのち宿りて 川口由一 著