君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

春風と青畳のよい薫り 

2019年04月02日 | 光あふれる日々に。

 

春が来ましたね、

桜の季節ですね。 

蓮休寺のソメイヨシノも満開になりました。

 

新鮮な気持ちあふれるこの季節に

我が家では畳を新しくすることになりました。

 

 

 我が家の母屋は築88年ほど経つ古民家で、

曽祖父の代に山から木を運び建てたもの。

建具も当時のものが部分的に残っており

時を経た味わいがあります。

 

 

この辺りは倉敷市になる前は「都窪郡」とよばれおり

その時代はイグサの産地として

多くの農家がイグサを育て畳表を織っていました。

 

私が子どもの頃は、

あちらこちらの家から織機の音がいつも聴こえていました。

夏休みが始まる暑い頃にイグサを刈り取り

道に並べて干していた風景も思い出します。

 

 

時が流れ しだいに畳農家が減り(高齢化)

ついに、長く営まれていた近所の方も辞められることになった折、

その方から丁寧に織ったゴザ(経糸に麻糸を使ったさんりん)

購入し保管していました。

 

あれから十年以上の歳月が経ち、

この春、母が念願にしていた畳替えをすることに・・。

 

 

 

田舎の古い家ですから、ゆったりサイズの本間。

最近では岡山産の畳はなかなか手に入らないとも聞きますが、

ありがたいことに、

この土地で育ったイグサで織った畳表を

豊かな気持ちで使わせていただけることになりました。

今日も春風とともに青畳のよい薫りがしています。

 

 

 

 

 

 

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