梅雨の季節に読書を楽しんでいます。
毎年、田植えから夏草刈りの頃は一番体力を使うので
集中して読書をすることは珍しいのですが
「小説 曲直瀬道三 乱世を医やす人」は
夢中で読み終えました。
漢方治療を通して
医者としての生き方を極めた曲直瀬道三の小説ですが
その人間性にとても惹かれました。
時代は戦国の世、
武将たちの治療の場面も多くあり
織田信長 豊臣秀吉をはじめ
どのような立場の人にも等しく接し
真っ直ぐにいのちを診る姿勢にとても感銘を受けました。
小説の中に出てくる養生訓も
今に通じるもので
あらためて学びにもなった一冊です。