自然農にいのち宿りて
野菜もお米を中心とした穀類も果物も
何もかもいのちの世界における いのちある生き物です。
いずれも 気候風土に応じた営みですから
それに添うしかありません。
ところで 適地適作 適期的確には幅があり
いずれも 広い地域で育っています。
米 麦 小麦 イモ トウモロコシ等は主食になるものですが
地球上のあちこちで栽培されています。
野菜 果物 いずれもです。
あるいは 最近は海外からの種が
かなりたくさん日本の各地に入ってきています。
ヨーロッパから 中国から 暑い国から いろいろですが
多くのものが育っています。
遠く離れた異にする地域といえども
同じ地球生命圏であり 同時に地域の違いです。
気候風土や作物の性質に応じての作付けが必要ですが
幅があり ゆとりがあって
それほど窮屈なことではありません。
気候風土に応じるしかなく
自然に応じることが最善であり基本となるものですが
例えば寒いので気温をあげて 夏野菜を育てるべく温室を作る時
大きな施設を用意し 多くのエネルギーを投入しなければならないほどに程度を超えると
大きな無駄遣いになります。
自然の恵みをもらっての工夫は大切ですが
限界を超えると大きなマイナスになります。
基本は 私たち人間もその土地に生かされるいのちですから
その気候風土で育てることのできるものを育てたならば
人々のいのちは約束されます。
ここに立つことが大切です。
地の巻 p72~P73より抜粋
写真は 川口由一さんの自然農田。
田んぼの一角に 籾種を降ろされています。
六月の田植えまで この畑苗代で元気に育ちます。
自然農にいのち宿りて 川口由一 著
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