君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

上村松園さん 日本画 真善美

2019年02月15日 | 人との出逢い・本との出会い

上村松園さん「春芳」

 

今年になって

松園さんの全随筆集「青眉抄・青眉抄その後」を

拝読させていただいています。

絵にかける情熱がそのまま松園さんの人生、

極めつくすその生き方に、在り様に、

深く感銘を受けています。

 

松園さん自身のお言葉に

真善美の極致に達した本格的な美人画、

一点の卑俗なところもなく、

清澄な香高い珠玉のような絵を念願に、

とあります。

 

志高く、そのお言葉どおり

素晴らしい作品を晩年に至られてもなお

高い境地で描き続けられておられます。

 

しかし、

「死ぬほどの苦しみを幾度も幾度も突き抜けて来た」とも。

 

 

雪月花 

 

雪月花は、

貞明皇后の用命を受けて描かれた

思い入れの深い作品です。

本画に着手すると

毎朝五時に起床し、すぐ身を浄め

人の俗塵とは絶縁して

一点心を遮る何物もない状態で

夕景まで専心専念筆を執ったと言われます。

 

 

松園さんの全随筆集「青眉抄・青眉抄その後」

 


 

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