1997年、湾岸署青島刑事がテレビで活躍していた年。
イタリア・ワインはビックビンテージの年だ。
その97年もののキャンティ・ルフィーナがクアトロに届いた。
キャンティなんて若のみのワインでどれも味わいに差はないだろうと云う意見もある。
しかしキャンティといっても色々だ。
たしかに昔は大量生産のワインだった。
作っているトスカーナの人たちも、自分たちが気軽に飲んで楽しめるワインを作っていたのだから仕方ない。
映画「鉄道員」の酒場のシーンでも薦被りのキャンティのビンが転がっているあたりは、庶民の酒というイメージだった。
そのキャンティもトスカーナの重要な輸出商品となると様相が変わってくる。
重厚な飲み口のワインを作るようになり、長期熟成にも耐えうるワインになってきた。
そして、この97年物のリザッソ・スコーペタニのキャンティ・ルフィーナにたどり着く。
イタリアのワインも現場では色々と変化を遂げているのである。
ワインの教科書だけでキャンティをイメージしていてはいけない。
青島刑事も云っている。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」
美味しいワインの物語もクアトロの現場で起きている!
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