ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

今年もクアトロでワイン/その2

2011年12月18日 | ワインの話

Photo どういう食事をしたいのか、どのくらいワインを飲みたいのかを伝えるとお店側もお客様の予算をある程度推測できるものだ。
さて、次に投げかけられるのは、どんなワインが好きかと聞かれることである。
この質問は奥が深い。
あなたの生き様を問いかけられているように思える。
伏し目がちに「ワインは解らないのですが」
これは良くある答え方だ。
ワインに馴染みのない人生だったが、これからワインを通じて食の世界の楽しみを体験したいという意思表示に思える。
お店側もこれに応えなくてはならないと尽力するものだ。
視線を合わせて「ワインは解らないのですが」
となると、店側に心を開いていない状態でべらぼうに高いワインを勧められるのではと警戒していることがある。
笑顔を見せて、あなたの味方ですよと知らせ安心させてあげよう。
「優しい味わいのメルローのような赤が好きです」
人生に疲れている人だろうか、ねぎらってあげたいものである。
クアトロの父もメルローが好きだ。
「カベルネのような力強い赤が好きだ」
人生に不安を持っているのだろうか。
勇気づけてあげよう。
「何でもいいから、フルボディーのワインが良い」
これは、危険な答えである。
フルボディーのワインは値段が高い。
それを承知で云っているのなら問題はないが、見栄を張ってみたというのなら、その人の人生は正しい方角に修正してあげるべきだろう。
あなたはどんなワインが好きですか。
クアトロには、色々な人生に対応できるワインを用意しています。

※クアトロ新着ワイン
「ルネ・ミューレ/リースリング」(写真)
「趣味を追求する変わった人」と娘に評されるルネが造るワインは、繊細で且つ奥行きのある味わいだ。
リースリングと云うとフルーティーなドイツワインを想像してしまうが、このルネのリースリングはしっかりとした辛口で、料理との相性が良く飲み進んでいくと元気になれる。
繊細な心の持ち主にそっと寄り添うようなワインだ。

※明日19日のランチは貸切のため一般の営業を休ませていただきます。

コメント
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