ドアの向こう

日々のメモ書き 

ひびきあう音

2005-06-02 | こころ模様


  M君 Tさん Oフィルのコンサートにお招きくださって、ありがとうございました。おふたりは福島からの賛助出演、その情熱まで伝わります。
 終演後、 客席にこたえる満足げなお顔がとても印象的でしたよ。 さがるとき、こちらに微笑んだのもわかりました。

 名曲を聴くだけでなく、深くあじわい心こめて表現する。  夫婦でヴィオラを奏で、ひびきあう。 喜びを共有できるなんて本当にしあわせ。 うらやましくなりました。

 お忙しい仕事の合間に、 たいせつに長く続けていらっしゃるのは、何てすてきなのでしょう。 演奏ぶりを拝見し、 あしたの力になっているのだなあと、つくづく思いました。
 夜もふけた山の養鶏場で、  若いふたりがステージを胸に仲よく練習する。 賢治のチェロもきこえるようで… 猫やカッコウ、子狸さえも。
  頬をそめためんどりも十万羽! ケージから顔をだし、 目を白黒させて聴くでしょうね。 よい卵をたくさん産みますように。そして全部売れますように、お祈りしています。

 Tさん チャイコフスキーの交響曲四番では、演奏家も聴衆もひとつになったわね。総勢76名の、音のシャワーを浴びて、身もこころもひきしまる思いです。 それぞれの音色は混じりあい、気持のいい情景を広げていく。 胸一杯に想像をふくらませました。
 
 ホールを後に、夫も私も無口になって歩いた。 心にのこるメロディーを反芻し、それがいつまでも消えないように。
 来月、本当に残念ですが、K市のコンサートには、 友人が伺うことになりました。ごめんなさい。
 友もたいへん楽しみにしています。

 梅雨入りも間近でしょうか、あじさいがその色を深めています。
おからだに気をつけて来年もすてきな演奏を、お聴かせください。
   2004.6

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