ドアの向こう

日々のメモ書き 

パンの焼き方

2005-06-12 | こころ模様

   … 或る日の手紙から 

S君  ほんとうにようこそお出かけくださいました。 
 思いつきの長旅、Fさんに、お疲れは出ませんでしたか?
 ようやくやってくる君たちを迎え、母もとても喜びました。

 何年ぶりだろうね。いっしょに大好きな杏色の薔薇を活けて、おしゃべりするの。
手料理にFさんも微笑んだね。命がかがやく ほんとうにうれしい。

 Fさんから生きる意味やいのちの重み、健康のありがたさを教えてもらう。
 見まもる君も、ともにすばらしいよ。私は自分のわがままがはずかしくなる。
 父の記憶もなし、男親として接しかたがまったく分からないと悩んでた。でもみんな 『尊敬する人は、おやじ殿!』 って言ってるよ。
 ちゃんと伝わってる。

 闘病に寄りそう君のそばで、みんな思いやりや強い心をたくわえてきたのよ。
ひとと違うふかい人生は、 やがておおきな花を咲かせる。 きっと役にたつ! 
 大丈夫だよ。

 「妻をささえ、子育てを立派にし、家事もビジネスも一流にこなしているこの人は 私の弟よ! すてきでしょう」 って自慢したい。 厳しさとやさしさをあわせ、技術者らしい几帳面さと創造力をもつ君を、心から尊敬しています。
 ほんとうよ  私の誇りなの。

  Fさんの笑顔もずっとつづくはず。 すてきな母の日になるといいね。
  みんなでパンを焼くって?  

 研究熱心、凝り性の君へ!  
 ・たたいたり、のばしたり愛情も必要。
 ・発酵はむりに温めない。ゆっくり待つこと。
 焼き上がりパンの写真も、見せてよ。

 つぎつぎに新しいことが見つかって愉しそう。とてもうれしいよ。

   君が幸せなとき、私も幸せに思うから。 おだいじに。    (2004.5.8)

 

 

 

 

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