うてや鼓の春の音
雪にうもるゝ冬の日の
かなしき夢はとざゝれて
世は春の日とかはりけり
霞のまくをひきあげて
春をうかゞふことなかれ
はなさきにほふ蔭をこそ
春の台ウテナといふべけれ
……
小蝶コテフよ花にたはぶれて
優しき夢をみては舞ひ
酔ふて羽袖ハソデもひらひらと
はるの姿をまひねかし
島崎藤村 若菜集 「春の曲」 抜粋
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うてや鼓の春の音… リズムがいい。 蝶がきて 春の舞いをみせた。 TVで 「胡蝶楽」を見たことがある。 背中に蝶の羽をつけ山吹をさした冠をかぶって、山吹の枝を手に舞う。 雅びやかな蝶が印象的。
画像は 広辞苑から
(メモ) 胡蝶と小蝶。 胡椒、 胡桃、 胡麻、 胡粉、 しのび笑い…胡廬コロ
初夏の日射し 気温24度。 午後から教室で 虞美人草を描く。
スラリとした姿形に合わせ 6Mの縦長キャンバスにした。