ドアの向こう

日々のメモ書き 

うてや鼓

2009-03-19 | 夢見鳥

 

      うてや鼓の春の音
      雪にうもるゝ冬の日の
      かなしき夢はとざゝれて
      世は春の日とかはりけり

      霞のまくをひきあげて
      春をうかゞふことなかれ
      はなさきにほふ蔭をこそ
      春の台ウテナといふべけれ

                     ……

      小蝶コテフよ花にたはぶれて
      優しき夢をみては舞ひ
      酔ふて羽袖ハソデもひらひらと
      はるの姿をまひねかし
      
                    島崎藤村 若菜集 「春の曲」 抜粋
  

               -☆-

  うてや鼓の春の音…  リズムがいい。 蝶がきて 春の舞いをみせた。 TVで 「胡蝶楽」を見たことがある。 背中に蝶の羽をつけ山吹をさした冠をかぶって、山吹の枝を手に舞う。 雅びやかな蝶が印象的。


    

        画像は 広辞苑から

(メモ) 胡蝶と小蝶。 胡椒、 胡桃、 胡麻、 胡粉、 しのび笑い…胡廬コロ


  初夏の日射し 気温24度。 午後から教室で 虞美人草を描く。
   スラリとした姿形に合わせ 6Mの縦長キャンバスにした。 

 

     

コメント (2)
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