木の間を白いものがふわふわ飛んでいた。
綿を丸めて引きずっているようにも見える。
留まったのを見ると、 1㎝にも満たない小さな虫であった。
蜻蛉のような薄いキラキラした翔をもち、 腹部に綿を抱えている。
これが雪虫か
少し大きいから、 リンゴなどにつく大綿虫のようだ。
雪虫は寒い地方にしかいないと思っていた。
小春日の こんな庭に…
大いなるものの啓示かも知れない。
墓参に行かなければと 心ひそかに思った。
(ペア硝子の外側で 画像が汚れています)