想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

憂い顔の童子

2009-10-28 10:12:31 | Weblog

タイトルは大江健三郎作の小説から。
好きな作品の一つだ。取り替え子の続編、三部作の真ん中にあって圧倒的に
ファンタジック。なのにリアルなのがいつものことだった。
ずいぶん前に読んだきりだったけど、親分の眉間をよせがちな顔をみていると、
憂い顔‥というのが浮かんだので書いたまで。

さらにもう一つの憂い顔、富士丸父ちゃん。
富士丸が亡くなったのを知らずにいて、大変に驚いた。(詳細は富士丸な日々へ)
そして、あまりの現実に他人事ながら打ちのめされる思い。
7歳は若いよ、富士丸くん、そんなに早く逝ってしまうなんて。
そばで眠るベイビーを思わず抱きしめた夜だった。
今はまだ悲しいだけだろう父ちゃん、送る言葉のサイトや送る会など
いろいろ用意されているけれど、ここから静かに祈ろう。
それにしても、デカイ犬だな、富士丸は。
やるなあ、富士丸は。

地上のあちこちに、デカイ犬、カワユス猫がたくさんいる。
気づいた人だけ、幸せを分けてもらえるんだな。
父ちゃんの悲しみが早く癒えますように。



芯詰め作業で、空が少しづつ広くなる。
枯葉が落ちて幹だけになるころには、遠く向こうの峰がもっと見えるように
なることを期待して。
コメント
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