昨日は何日ぶりかの雨が降らない、珍しい曇りの日でした。
気温も上がって梅雨明け間近な印象の日でしたが、
貯まっていた用事が目白押しで、忙しい1日を過ごしました。
今朝は、またまた小雨が降って梅雨独特の肌寒い日です。
そんな中、カサブランカが咲き始めて居ます。
昨日の気温の上昇で一気に開花した模様です。
カサブランカの後ろのピンクのユリは
先日、紹介している八重咲きのユリです。
カサブランカも母の日のプレゼントの鉢植えの苗を庭に放して
特に手入れはして居ないのですが
毎年、大輪の花を咲かせて居ます。
八重咲きのユリの中に、少し色変わりしている百合もありました。
カサブランカは独特の強い香りが、庭全体に充満して居ます。
人によってはカサブランカの強い香りが苦手な人もいらっしゃいますが
大きな花粉の付いた部分を取り除くと強い香りが、かなり和らぎます。
私は自然のまま放置して居ますが・・・
一重のクチナシの花が一気に開花しました。
今年は沢山の蕾を付けて居ます
ヤエザキのクチナシも咲いて居たのですが・・・
巨大なスカシバの幼虫に葉をすっかり食べられて残念なことに全滅してしまいました。
一重のクチナシの花には秋にオレンジ色の実が付きます。
オシベとメシベがどうなっているのか調べてみました。
中心部分のまるで蛸の頭の様なのが雌芯。
足の様な部分6本が雄芯。
一番上段の写真を見ると、細く長いガク片があります。
オレンジ色の実は、長いガク片に守られて成長します。
クチナシの実は昔から漢方薬(血圧降下、鎮痛作用)としても使われていたそうですが
温湯に浸すと黄色い発色をしますので、私はリンゴ煮やキントンに使っています。
花に花粉がいっぱい見られますので、
秋にオレンジ色の綺麗な実が沢山なると嬉しいです。
数日前からキョウカノコ(バラ科・シモツケソウ属)が咲きだしました。
今一番元気良く咲いて居るのは紫蘭(ラン科)と美央柳(オトギリソウ科)。
山紫陽花は少し遅れ気味でガク片は開いていますが未だ花は蕾です
ミニバラは生命力が強い!
とっくにお別れしたつもりでしたが復活して来ました。
私は桜の花はひっくるめて「桜」と呼んでいるのですが
バラは固有名詞でチャント呼びたくなるのが不思議です。
バラを育てた方は皆さん同じでしょうネ。
ミニバラ・ピンクスプレー
ミニバラ・ザ・ファイアー
ドクダミの総苞がまさに開き始めています。
4枚の白い花弁の様な部分は総苞片で中心の花穂を守っている様子を観察していると
ラッキーな事に目前のドクダミの葉にホシミスジが飛来して留まりました。
ドクダミ(ドクダミ科)は増えて困るので直ぐに除草してしまいますが
花穂の雄芯・雌芯については詳しいことは何も知りません。
花穂の雄芯・雌芯の不思議を詳しく解説している
白岩先生の植物教室をネットで見つけました。
ホシミスジ
庭にはカタバミ(カタバミ科)も除草しきれず常に咲いて居ますので
ヤマトシジミがあちらこちらで飛んでいます。
オモト(万年青)の花(スズラン亜種)
★ 晩秋の実
一昨日、白い芍薬をご紹介していますが
昨日の肌寒い雨の後、午後は強い日差が降り注ぎ、気温が上がりました。
そんな中、雨が止むのを待って居たかの様に
庭では日本芍薬がいっきに開花を始めました。
八分咲き状態
ボタンも芍薬も花弁が多いので、雨が降ると水分を含んだ花弁の重みで
花枝が四方八方にしな垂れてしまいますが
日本芍薬は一重の花弁ですから
ボタンや芍薬程は花枝がしな垂れません。
太陽が沈むと軽く花弁を閉じて夜間を過ごし
翌朝、太陽の陽ざしと共に開花を始める太陽の申し子の様な日本芍薬です。
今朝は梅雨の様な肌寒い朝です。
雨の中、気が付けば沢山のクレマチスが開花しています。
クレマチスは雨が好きな様で、どの花も生き生き咲いています。
このクレマチスの種類は「FHヤング」と言う平凡な種類のクレマチスですが
春は一番乗りで花を咲かせ、かなり寒くなるまで花を付けている
四季咲きのクレマチスで、長い事我が家の住民です。
中には花弁が多く、一際大輪で豪華に見える花も在ります。
標準の花
多弁
白いクレマチスは「白雪姫」と言う愛らしい名が付いていますが
この花も大輪種で丈夫で四季咲きのクレマチスです。
アーチにしてあるモンタナ・ルーベンスは、母の日のプレゼントです。
蕾が沢山ついているので、これから次々咲きます。
「FHヤング」の後ろに植えてある姫ライラックは、とても良い香りがします。
スジグロ白蝶が終始吸蜜に飛来していますが
吸蜜中は翅を閉じており、蝶の全体像が写せません。
今日は雨なので何処かで雨よけをして居る事でしょう。
開花し始めたボタン
立てば芍薬、座ればボタン・・・ とこの両花は美人の形容に使われていますネ。
我が家の庭では、白いボタンが咲き終わる頃、芳しい香りを放って芍薬が咲き始めます。
庭の芍薬は八重咲きなので、一見ボタンに似ていますが
ボタンの花は大輪なので見間違えることはありません。
それに、ボタンはあまり良い香りとは言えませんが
芍薬は香油を抽出してピオニーと言うアロマ(香水)に利用されています。
また、根の部分は婦人病の生薬(漢方薬)としても利用されていることは有名です。
我が家は芳香や目を楽しませてくれるだけの役割ですが
芍薬が咲いている様子をご紹介してみます。
上段の写真がボタンで下段が芍薬です。
雨の日の芍薬の蕾
太陽が当たる前
午前中の様子
午後、太陽が当たると芳香を放つ
我が家の庭で石楠花(ツツジ科)が咲き始めました。
今年は沢山の花数を付けて
余程この地が気に入った様です。
この地は作庭の時に山の土を多く足しましたので
この時期、チゴユリやホウチャクソウも自然に芽生えて来ています。
ホウチャクソウ(チゴユリ属)
チゴユリ・花は一株に1輪が普通ですが・・・
中には2輪咲く株も在ります。
花が3輪もついた珍しい株を見つけました。
シコタンソウ(ユキノシタ科)は数年前に山野草園で買い求めたものです。
千島列島の色丹島で見つかった事からこの花名に繋がっているそうです。
寒さに強く、我が家では鉢植えで放置状態にもかかわらず
毎年愛らしい花を次々付けています。
一見、白い小さな花に見えますが、近付いて見ると花弁には細かい斑点が入って居ます。