★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

冬到来(2)我が家の庭

2020-12-15 08:05:54 | 我が家の庭
一昨夜は少し雨が降りました。

処によっては雪だったかも知れません。

気温が零下になると、枯れた茎の吸い上げた水分が

外気で凍りつき、シモバシラに変わる風変わりな植物があります。

植物の名も、そのままシモバシラ(シソ科)

今朝、カーテンを開けると今年初めてのシモバシラが立って居ます。

太陽が射すとすぐに消えてしまうので、急いで写しました。

    

AM6:00撮影




翌日はさらに気温が下がって、霜柱の立つ範囲が増えました。








今年は実のなりが良い年でした。

庭のオモトは未だヒヨドリに狙われることなく綺麗な実を残しています。



   
  オモトの花 2020.6.16


何度も霜に当たっているのですが

クチナシの実は未だ健在です。







我が家の庭

2020-11-17 09:11:46 | 我が家の庭



梅雨の頃、沢山咲いて居た一重のクチナシの花をご紹介しましたが、

秋に実った実はたったの一つ。

原因は花の咲く前に消毒した事です。

クチナシは常緑で艶々した葉が美しく、黄色く色変わりした木葉が落ちると

次々に新しい葉が再生して来ます。

でも、一番困るのは『オオスカシバ』で・・・

もし、葉に産卵されると、その幼虫が、半端ない大きさの(小指ほどもある)

青虫になって、葉を食べ尽してしまいます。

クチナシは、あっという間に丸坊主になって枯れてしまいます。

過去に木を枯らした経験があるので

それ以来、目の付きやすい場所に鉢を置いてオオスカシバが

産卵しない様に監視して居ます。

クチナシは虫媒花でスズメガが花粉を運んでくれるはずですが

残念ながら、木苗は無事でしたが、実はたったの1個です。

実はとても大きく立派なので

しばらく摘み取らず、観賞用にして眺める事にします。



    


庭の陽当たりの良い場所に、「チロリアンランプ」が2輪咲いて居ます。

チロリアンランプは南国の花の印象を受けますが

初夏から霜が降りて寒くなっても咲いて居るアオイ科イチビ属

和名をウキツリボクと言い、暖かい地方では

垣根になって居るところもあるとか・・・

この処、朝はかなり冷え込み霜が降り始めましたので

そろそろ暖かい部屋に入れなければなりません。


    
ウキツリボクの蕾はまるで小型のホウズキの様です。



我が家の花が殆ど無い庭では、小菊だけが生き生きと咲いて居ます。

小菊は雪が降っても咲き続けて、とても強く逞しい花です。





           



ウメモドキは葉が落ちて、実が目立つので、

この処、毎日、騒がしくヒヨドリがやって来ます。

間もなく丸坊主になる事でしょう。

初夏には愛らしい花を咲かせて居ました。


    



西洋朝顔でしょうか?

石垣の暖かな場所で咲いて居ます。

未だ蕾もありますので、しばらく咲きそうです。










   


   
    


ヒヨドリジョウゴ

2020-11-03 09:13:13 | 我が家の庭



透き通るような赤い綺麗な実をつけているヒヨドリジョウゴ。

ヒヨドリジョウゴの名は、ヒヨドリが実を食べると酔った様になる様子から

命名されたとか・・・

そんなヒヨドリの様子を一度見たいものです。






青い時の実と ヒヨドリジョウゴの花



ヒヨドリ  20.4.2 写





垣根にはもう一種、サオトメカズラの実も沢山絡んでいて・・・

2種類外した蔓を絡めるとオブジェの様になりました。








オツネントンボ(越年蜻蛉)が陽当たりの良い紫蘭の葉の上で一休み。

か細いオツネントンボは、その名の通り、成虫のまま
(正確には成虫になって居ない)

葉影や木陰等で越冬するそうですネ。

オツネントンボは越冬の場所を探して居るかしら?





この時期にしては翅が無傷で綺麗なツマグロヒョウモン蝶の♀が飛来して

石垣で日向ぼっこ?

この蝶は成虫で越冬する事は無く、産卵を終えて役割を全うした後

このまま生涯を終わるのだと、蝶博士のみさと64様教えて下さいました。

命の最後の一時を、温石の上で過ごしているのですネ。









雨に咲くカサブランカ

2020-07-30 08:41:47 | 我が家の庭

 

 

昨日は何日ぶりかの雨が降らない、珍しい曇りの日でした。

気温も上がって梅雨明け間近な印象の日でしたが、

貯まっていた用事が目白押しで、忙しい1日を過ごしました。

今朝は、またまた小雨が降って梅雨独特の肌寒い日です。

そんな中、カサブランカが咲き始めて居ます。

昨日の気温の上昇で一気に開花した模様です。

 

 

カサブランカの後ろのピンクのユリは

先日、紹介している八重咲きのユリです。

カサブランカも母の日のプレゼントの鉢植えの苗を庭に放して

特に手入れはして居ないのですが

毎年、大輪の花を咲かせて居ます。

 

 

八重咲きのユリの中に、少し色変わりしている百合もありました。

 

 

カサブランカは独特の強い香りが、庭全体に充満して居ます。

人によってはカサブランカの強い香りが苦手な人もいらっしゃいますが

大きな花粉の付いた部分を取り除くと強い香りが、かなり和らぎます。

私は自然のまま放置して居ますが・・・

 

 

 


クチナシの花

2020-06-22 16:08:57 | 我が家の庭

 

 

 

一重のクチナシの花が一気に開花しました。

今年は沢山の蕾を付けて居ます

ヤエザキのクチナシも咲いて居たのですが・・・

巨大なスカシバの幼虫に葉をすっかり食べられて残念なことに全滅してしまいました。

一重のクチナシの花には秋にオレンジ色の実が付きます。

オシベとメシベがどうなっているのか調べてみました。

中心部分のまるで蛸の頭の様なのが雌芯。

足の様な部分6本が雄芯。

 

 

一番上段の写真を見ると、細く長いガク片があります。

オレンジ色の実は、長いガク片に守られて成長します。

クチナシの実は昔から漢方薬(血圧降下、鎮痛作用)としても使われていたそうですが

温湯に浸すと黄色い発色をしますので、私はリンゴ煮やキントンに使っています。

花に花粉がいっぱい見られますので、

秋にオレンジ色の綺麗な実が沢山なると嬉しいです。

 

 

 

 


梅雨の庭

2020-06-16 08:33:34 | 我が家の庭

数日前からキョウカノコ(バラ科・シモツケソウ属)が咲きだしました。

 

今一番元気良く咲いて居るのは紫蘭(ラン科)と美央柳(オトギリソウ科)。

 

 

山紫陽花は少し遅れ気味でガク片は開いていますが未だ花は蕾です

 

ミニバラは生命力が強い!

とっくにお別れしたつもりでしたが復活して来ました。

私は桜の花はひっくるめて「桜」と呼んでいるのですが

バラは固有名詞でチャント呼びたくなるのが不思議です。

バラを育てた方は皆さん同じでしょうネ。

 

ミニバラ・ピンクスプレー

 

ミニバラ・ザ・ファイアー

 

ドクダミの総苞がまさに開き始めています。

4枚の白い花弁の様な部分は総苞片で中心の花穂を守っている様子を観察していると

ラッキーな事に目前のドクダミの葉にホシミスジが飛来して留まりました。

 

 

ドクダミ(ドクダミ科)は増えて困るので直ぐに除草してしまいますが

花穂の雄芯・雌芯については詳しいことは何も知りません。

花穂の雄芯・雌芯の不思議を詳しく解説している

白岩先生の植物教室をネットで見つけました。

 

 

ホシミスジ

 

庭にはカタバミ(カタバミ科)も除草しきれず常に咲いて居ますので

ヤマトシジミがあちらこちらで飛んでいます。

 

 

         

オモト(万年青)の花(スズラン亜種)

★ 晩秋の実

 

 

 

 

 

 


日本芍薬

2020-05-20 07:38:59 | 我が家の庭

           

 

一昨日、白い芍薬をご紹介していますが

昨日の肌寒い雨の後、午後は強い日差が降り注ぎ、気温が上がりました。

そんな中、雨が止むのを待って居たかの様に

庭では日本芍薬がいっきに開花を始めました。

 

 

 

 

八分咲き状態

 

ボタンも芍薬も花弁が多いので、雨が降ると水分を含んだ花弁の重みで

花枝が四方八方にしな垂れてしまいますが

日本芍薬は一重の花弁ですから

ボタンや芍薬程は花枝がしな垂れません。

太陽が沈むと軽く花弁を閉じて夜間を過ごし

翌朝、太陽の陽ざしと共に開花を始める太陽の申し子の様な日本芍薬です。

 

 

 

 


庭のクレマチス

2020-05-19 08:16:54 | 我が家の庭

 

今朝は梅雨の様な肌寒い朝です。

雨の中、気が付けば沢山のクレマチスが開花しています。

クレマチスは雨が好きな様で、どの花も生き生き咲いています。

このクレマチスの種類は「FHヤング」と言う平凡な種類のクレマチスですが

春は一番乗りで花を咲かせ、かなり寒くなるまで花を付けている

四季咲きのクレマチスで、長い事我が家の住民です。

中には花弁が多く、一際大輪で豪華に見える花も在ります。

 

標準の花

 

多弁

 

白いクレマチスは「白雪姫」と言う愛らしい名が付いていますが

この花も大輪種で丈夫で四季咲きのクレマチスです。

 

アーチにしてあるモンタナ・ルーベンスは、母の日のプレゼントです。

 

蕾が沢山ついているので、これから次々咲きます。

 

 

「FHヤング」の後ろに植えてある姫ライラックは、とても良い香りがします。

スジグロ白蝶が終始吸蜜に飛来していますが

吸蜜中は翅を閉じており、蝶の全体像が写せません。

今日は雨なので何処かで雨よけをして居る事でしょう。

 


白いボタンと芍薬

2020-05-18 08:49:55 | 我が家の庭

開花し始めたボタン

 

 

立てば芍薬、座ればボタン・・・ とこの両花は美人の形容に使われていますネ。

我が家の庭では、白いボタンが咲き終わる頃、芳しい香りを放って芍薬が咲き始めます。

庭の芍薬は八重咲きなので、一見ボタンに似ていますが

ボタンの花は大輪なので見間違えることはありません。

それに、ボタンはあまり良い香りとは言えませんが

芍薬は香油を抽出してピオニーと言うアロマ(香水)に利用されています。

また、根の部分は婦人病の生薬(漢方薬)としても利用されていることは有名です。

我が家は芳香や目を楽しませてくれるだけの役割ですが

芍薬が咲いている様子をご紹介してみます。

上段の写真がボタンで下段が芍薬です。

 

     

    雨の日の芍薬の蕾

 

太陽が当たる前

 

午前中の様子

 

午後、太陽が当たると芳香を放つ

 

 

 

 


庭の山野草

2020-05-16 19:14:13 | 我が家の庭

                       

 

 

 

我が家の庭で石楠花(ツツジ科)が咲き始めました。

今年は沢山の花数を付けて

余程この地が気に入った様です。

この地は作庭の時に山の土を多く足しましたので

この時期、チゴユリやホウチャクソウも自然に芽生えて来ています。

 

ホウチャクソウ(チゴユリ属)

 

チゴユリ・花は一株に1輪が普通ですが・・・

 

中には2輪咲く株も在ります。

 

花が3輪もついた珍しい株を見つけました。

 

 

シコタンソウ(ユキノシタ科)は数年前に山野草園で買い求めたものです。

千島列島の色丹島で見つかった事からこの花名に繋がっているそうです。

寒さに強く、我が家では鉢植えで放置状態にもかかわらず

毎年愛らしい花を次々付けています。

一見、白い小さな花に見えますが、近付いて見ると花弁には細かい斑点が入って居ます。