何時もの散歩道でチョウセンアサガオ(ナス科)に出会いました
原産地は南アジアで日本には江戸時代に薬用植物として輸入されたそうです
トランペット状の白い花は江戸時代の医学者・華岡青洲がこの種を精製して
麻酔薬を試作するために栽培したことで知られています
有吉佐和子が史述に基づき小説化し ドラマ化されて一世を風靡しました
華岡青洲が全身麻酔を施し 乳がんの摘出に成功し
医学の新時代を切り開いた陰には青洲の嫁と母(姑)の心の戦いが渦巻いて・・・
小説も大ベストセラーになりましたが
当時の女性は嫁・姑という立場の葛藤以前に
息子や夫のために全身全霊捧げる断固とした覚悟が在り心打たれます
近年の女性は自己主張・自己防衛が過ぎて献身を忘れつつある気がします
(私もですが・・・反省)
そこはかとなく佳い香りのする 白い清楚なこの花を見ると
当時のドラマや古き良き時代の女性像が脳裏をよぎります
☆朝鮮朝顔の種