心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

マーラーの交響曲

2006-01-22 21:34:38 | Weblog
 きょうは快晴の温かい日曜日になりました。でも、所用があって職場に顔を出すことになりました。貴重な休日が台無しですが、仕方ありません。気分転換に帰宅途中、レコード店に立ち寄って自分を慰めた一日でした。きょう手にしたレコードは、ハイドンの「天地創造」、メータ指揮のチャイコフスキーの「悲愴」。いずれもオーソドックスな曲ですが、いまは、「悲愴」を聴きながらの更新作業です。オツカレサマ!
 で、少し早く帰宅した私は、マーラーの交響曲第3番を聴いて少し気分を変えて、またぞろ部屋の中でお仕事の続行でした。先週もいろいろありましたが、今週もわたしの超整理手帳はスケジュールでぎっしりです。風邪も引いていられない、そんな一週間になりそうです。
 救いは、先日来、元気なプランナーの方とお仕事ができる点でしょうか。同じ釜の飯を食ってきた連中と「ああでもない、こうでもない」と議論するのも楽しい。でも、予想だにしない視点からぐさっと切り込まれるときの感覚って、落胆ではなく快感に思えるから不思議です。そして、いろいろ意見を交わしているうちに、とんでもない発想が浮かんできたりして、それはもう感激です。そんなときは、仕事って楽しいなぁと思います。
 人間って、やはりひとつのことに拘ってしまうと、前が見えなくなってしまいます。というよりも、全体が見えなくなってしまって、自分の存在が危うくなってしまう。自分がどこにいて、どちらを向いているかもわからなくなってしまいます。ときには突拍子もない大音響に目を覚ますことも必要。とすると、グスタフ・マーラーの交響曲って案外、「目を覚まして!」と訴えているのかもしれません。時には牧歌的な曲想で人の心を和ませ、時には人の心を奮い立たせる。そこに魅力があるのかもしれません。もうひとふんばり。
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