きょうは曇り。朝早くにカラスの声で起こされました。親子喧嘩でもしたのでしょうか。ぎゃーぎゃーと鳴き叫ぶカラス一家のために、この街の住民はいつになく早いお目覚めとなった次第です。なのに愛犬ゴンタは朝寝をむさぼっています。何事にも動じない姿勢(?)、これも見習っておくべきかもしれません。
ところで、今朝、亀五郎夫妻の水槽を掃除しようと中を覗くと、白く輝く玉がたくさんころがっていました。産卵をしたのです。数えると20個をゆうに超える数。例年、この季節になると産卵をするのです。自分できちんと土を掘って産んでくれたらよいのですが、産みっぱなしで頓着しない。小亀が20匹育ったらどうしようと思いながら、そっと孵化器に移し変えますが、まだ成功したためしはありません。体力を消耗しただろうと、きょうの朝食は、小さく刻んだ鶏肉でした。かつて子供たちが育てていた亀五郎夫妻も、いまでは私が飼育係を務めます。
さて、気分を変えて、きょうも朝は音楽三昧です。一週間の気持の高まりを鎮める、心の休息日です。久しぶりに、アンジェラ・ゲオルギューのCD「プッチーニ・オペラ・アリア集」を持ち出してきて、美しい歌声を聞きながら更新作業を楽しんでいます。きょうのテーマは「心の絆」です。実は昨日、あるシンポジウムに参加してきました。その中で著名な社会学の先生が興味深いお話をされていました。日本ほど、臨床心理学が盛んな国はない。家族、地域の信頼関係が希薄になってきている証かもしれない、と。カウンセラーに頼らざるを得ないほどに、日本の社会は「信頼関係」「共助」の意識が薄れているのかもしれない、と。先生は、学問としての心理学の重要性は認識しながら、しかし社会学的な見地から思い切った仮説を提言されました。「さもありなん」と思いました。昔の大家族の頃なら、おじいさん、おばあさんは、良きカウンセラーだったのかもしれません。でも、核家族化の波は、人の心の絆を希薄にした。もちろん、IT時代ですからE- mailが心の隙間を埋める、そんな役目を果たしているのも事実です。わが家の子供たちを見ていると、どんなに遠くで暮らしていても、父親や母親に頻繁にE- mailで相談してきますから、一定の機能は果たしているのでしょう。しかし、それさえ適わない状況に陥ると、悲惨な結果を招いてしまいます。
ここ数週間、親と子の信頼関係の欠如に起因する悲惨な事件が多発しました。テポドン事件も、言えばその良い例でしょう。お互いに気持を伝える合えるチャンネルを見失った人間関係ほど怖いものはありません。愛犬ゴンタですら、目を見やると、何を求めているのか手にとるように判ります。美しい歌声を聴いて、素直に「美しい」と思える心。大事にしたいものです。プッチーニのアリアを聴きながら妙に納得する私でありました。ゲオルギュー、万歳!プッチーニ、万歳!
ところで、今朝、亀五郎夫妻の水槽を掃除しようと中を覗くと、白く輝く玉がたくさんころがっていました。産卵をしたのです。数えると20個をゆうに超える数。例年、この季節になると産卵をするのです。自分できちんと土を掘って産んでくれたらよいのですが、産みっぱなしで頓着しない。小亀が20匹育ったらどうしようと思いながら、そっと孵化器に移し変えますが、まだ成功したためしはありません。体力を消耗しただろうと、きょうの朝食は、小さく刻んだ鶏肉でした。かつて子供たちが育てていた亀五郎夫妻も、いまでは私が飼育係を務めます。
さて、気分を変えて、きょうも朝は音楽三昧です。一週間の気持の高まりを鎮める、心の休息日です。久しぶりに、アンジェラ・ゲオルギューのCD「プッチーニ・オペラ・アリア集」を持ち出してきて、美しい歌声を聞きながら更新作業を楽しんでいます。きょうのテーマは「心の絆」です。実は昨日、あるシンポジウムに参加してきました。その中で著名な社会学の先生が興味深いお話をされていました。日本ほど、臨床心理学が盛んな国はない。家族、地域の信頼関係が希薄になってきている証かもしれない、と。カウンセラーに頼らざるを得ないほどに、日本の社会は「信頼関係」「共助」の意識が薄れているのかもしれない、と。先生は、学問としての心理学の重要性は認識しながら、しかし社会学的な見地から思い切った仮説を提言されました。「さもありなん」と思いました。昔の大家族の頃なら、おじいさん、おばあさんは、良きカウンセラーだったのかもしれません。でも、核家族化の波は、人の心の絆を希薄にした。もちろん、IT時代ですからE- mailが心の隙間を埋める、そんな役目を果たしているのも事実です。わが家の子供たちを見ていると、どんなに遠くで暮らしていても、父親や母親に頻繁にE- mailで相談してきますから、一定の機能は果たしているのでしょう。しかし、それさえ適わない状況に陥ると、悲惨な結果を招いてしまいます。
ここ数週間、親と子の信頼関係の欠如に起因する悲惨な事件が多発しました。テポドン事件も、言えばその良い例でしょう。お互いに気持を伝える合えるチャンネルを見失った人間関係ほど怖いものはありません。愛犬ゴンタですら、目を見やると、何を求めているのか手にとるように判ります。美しい歌声を聴いて、素直に「美しい」と思える心。大事にしたいものです。プッチーニのアリアを聴きながら妙に納得する私でありました。ゲオルギュー、万歳!プッチーニ、万歳!