立春を迎えクリスマスローズが開花し始めたと言うのに、今季最強の寒波到来とテレビが伝えています。数年前に旅した青森・酸ヶ湯温泉の積雪は394センチ、私の故郷では96センチの積雪とか。冬になると1メートルは普通に積もっていた昔、母と一緒に玄関口の雪かきに汗を流した頃を思い出します。
関西(太平洋側)に暮らすようになって、それなりの雪と戯れたのはずいぶん前のことです。ちょうど今頃の季節、子どもたちを連れて湖北の山小屋に行きました。スキー場に行ったり、ソリで遊んだり、かまくらを作って遊んだりしました。そんな子たちが今では40代のお父さんお母さんになっています(笑)。 それはさておき、年明け早々に受診した脳ドックの結果が届きました。MRI検査は「経過観察」、MRA検査は「異常なし」。今回初めて受けた海馬測定MRI検査(AI認知予防検査)は、海馬占有率0.39%、海馬体積5,750㎣と記され、「あなたの海馬は同性・同年齢の中では標準範囲内の大きさです」「規則正しい生活習慣と、必要に応じたストレスのコントロールができていると言えるでしょう」とありました。
一方で、同時に受けた人間ドックでは、聴力検査と眼底検査そして癌検診のうち大腸癌検査で「精密検査」のお知らせがありました。歳相応と言えばそれまでですが、現在通院中の内科(循環器科・神経内科)に加えて、新たに消化器科・耳鼻咽喉科・眼科が加わり、なんとも賑やかなことです。隣にいた看護師さんと笑ってしまいました。後期高齢者目前ですから、大人しく従うことにいたしましょう。
ただ、ひとつ心配ごとがあります。リュウマチ性多発筋痛症のため服用中のステロイド薬の副作用でしょうか。1週間ほど前から右足に違和感があり、ここ数日は朝のお散歩も難儀になってきました。そんな状態で10キロを歩き通すことはできません。急遽、来週参加する予定だった京都府ウォーキング協会の2月例会は断念することにしました。残念!。先日の診察でステロイドの投薬量が減りましたので、今後の推移を見定めながら4月以降のプログラムから参加できればと思っています。それだけではありません。実は来月半ばに北フランスを旅行する予定でしたが、こちらも泣く泣くキャンセル。改めて「足の健康」の大切さを思う日々が続いています。
でも、頭も手足も異常なし!。私の「好奇心」は一向に衰えません(笑)。当面、右足にサポータを着け、万が一に備えて折り畳み式の杖をリュックに忍ばせてのお出かけです。
今週も、いつもどおり京都に出かけました。大阪では阪大中之島センターで懐徳堂古典講座「象徴劇としての能~『杜若』のすべて」(講師:天野文雄先生/全3回)を受講。受講後の15日には大槻能楽堂で「杜若」を鑑賞するプログラムです。また、来週からは女性能楽師・山下あさのさんが講師を務める「わかりやすい能と古典文学」も始まります。(写真は大槻能楽堂の絵葉書から) 『春』を前に来年度の行動計画も着々と進んでいます。昨年末に申し込んでいた京都府立植物園の見学講座(全6回)が、抽せんの結果、参加できることになりました。この春からは京都講座(一般教養、水彩画、謡曲)、植物園講座、ウォーキングと、これまで以上に京都が身近になります。右足を労わりながら、もうしばらく楽しいシニアライフを過ごしたいと思っています。
それはそうと、先日、京都の地下鉄に乗っていたら、扉の窓にこんなステッカーが貼ってありました。放置自転車への注意喚起です。絵が楽しい。英文併記なのは外国人に向けたアピールでもあるのでしょう。満員電車の中でほっこりする時間が流れました。 そう言えば去年、カタール航空に乗ったときに流れていた機内の注意喚起も、あれ?と思わせるものでした。「〇〇をしてはいけません」「こうしてください」式の案内ではなく、乗務員と乗客がにこやかにスムーズに動作をしながら空の旅を楽しんでいる動画が流れていました。「伝え方」って、いろいろあるんですねえ。私も、もっと勉強しなければ。
今日はここ大阪も凍えるほど寒いのに、窓辺には明るい陽の光が差しています。心の中はもう春?
リタイア後に大阪で培ったシニア仲間15名の会では「桜を見る会」の企画が動き始めました。3月下旬から4月初旬の間で日程調整をしたところ、なんと無傷だったのは1日だけでした。シニアの皆さんは寒さにもめげず本当にお元気です。