ゴンタ爺さんとお散歩をしていると、背後から早朝ウォーキングをしていた女性の方が「頑張っているねえ。何歳?」と。「16歳なんです」と答えると「そう、うちのワン君もたいへんだったなあ。目が見えてるの」と。「.......いえ」。
これまでブログではお話ししていなかったのですが、実はゴンタ爺さんは白内障を患い視力が低下しています。動物病院の先生のお話しでは明暗しか判らないのだと。そういえば、昨年の夏あたりから様子が変でした。その後、家の中で生活するようになって、夜に電気を消すと夜鳴きがひどくなりました。真っ暗な環境が不安だったのだろうと思います。だからゴンタ爺さんの部屋は一晩中電気をつけています。
ゴンタ爺さんは、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を総動員して環境に馴染もうとしています。一見すると目が見えないなんて思えません。以前は、出勤前にスーツを着てネクタイを締めると、朝のお散歩はないものと諦めていましたが、今でもそうです。ネクタイを締めるとお散歩を諦めています。逆に普段着の恰好だとお散歩を催促します。お水も食事も決まった場所だからでしょうか、自然に振る舞っています。でも、目の前に手をかざしても無反応です。可哀想ですが仕方ありません。ゴンタはゴンタなりに視覚を失った分を全身で取り戻そうとしています。きちんと私の方を向いてくれています。
さてさて、ゴンタ爺さんのことから始まった今日のブログ更新ですが、今週はゴールデンウィーク一色でした。前半は古本祭と部屋の模様替え、後半は長女一家に次男夫婦を交えて楽しい一日を過ごしました。きょうの土曜休日は、家内と宝塚の清荒神清澄寺さんにお参りです。火を扱うかまど(台所)の神さま「三宝荒神」を祀る寺社として知られるお寺です。結婚して40年、義母の勧めもあって毎年お参りをしてきました。
それでは以下、ゴールデンウィークの出来事を写真で振り返ってみましょう。
花壇や夏野菜のお手入れをしているときに、アケビの葉陰に小さな実を3つ見つけました。
京都・岡崎のみやこめっせで開催された「春の古書大即売会」には、京都、大阪、神戸、奈良、岡山から40あまりの古書店が集まりました。京阪三条駅から徒歩15分。琵琶湖疎水界隈に到着するとアオサギさんがお出迎えでした。(疎水の対岸がみやこめっせ)
この日手にしたのは、ドナルド・キーン著「渡辺崋山」、荒俣宏ほか編「南方熊楠の図譜」、フィリップ・フック著「印象派はこうして世界を征服した」の3冊でした。
すぐ近くにある京都国立近代美術館にも立ち寄りました。友の会に入会して初めてのご観覧です。「オーダーメイド:それぞれの展覧会」と「コレクション展」を観て回りました。
後半三連休の中日には、孫君らと一緒に中之島公園に出かけました。中央公会堂界隈は「中之島まつり」で賑わっていました。大川の中州、堂島川と土佐堀川に囲まれた中之島を東に向かって進むと、難波橋を越えたところにバラ園が広がります。さらに進み阪神高速道路をくぐると剣先公園があります。天神橋を越えると八軒家浜船着場です。水都大阪、浪華の八百八橋。なんとなくわかるような気がいたします。