今日は朝から青空が広がっているのに窓の外はヒューヒューと北風が吹いています。窓辺には陽の光がきらきら輝いていますが、寒い一日になりそうです。朝のお散歩の帰りに庭を覗いてみると、寒さにめげず早咲きのクリスマスローズが咲いていました。お爺さんも、寒さとコロナにめげずに頑張ることにいたしましょう。
読売新聞額絵シリーズの今年のテーマは「日本名勝紀行:広重 六十余州名所図会」です。第一集は「雪」で、「武蔵 隅田川 雪の朝」と「上野 榛名山 雪中」の2枚が配付されました。作者はもちろん歌川広重です。今はビルが林立する東京の街並みの向こうに、遠い江戸時代の風景を想う。そんな浮世絵が好きです。
広重については、数年前、岐阜県恵那市を旅したとき、中山道広重美術館を覗いたこともあります。こちらでは体験コーナーで版画の重ね摺りを体験しました。下の写真はそのときに作成した版画です。
新年早々呑気なテーマで書き始めましたが、例年お正月といえば子や孫が集い、今年は14名が勢ぞろいする予定でした。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大のため子らの帰省はゼロ。静かな元旦を迎えました。
近くに住む長女一家まで大事をとって自粛したため、シニア夫婦は結婚後初めて迎えたお正月以来の「二人だけのお正月」となりました。それでも、大晦日は出雲そばで年を越し、お正月の朝には無病長寿を願ってお屠蘇をいただき、おせち料理とお雑煮をいただきながら、テレビで各地のお正月風景をなんとなく眺める、そんなお正月を過ごしました。
ところが三が日を過ぎた頃、小学校2年生の孫次男君から「明日泊まってもいいですか」という満を持しての電話が入りました。孫長男君は塾のため行けないとも。長女の話しでは、ずっと家の中で過ごしてきたので気持ちを切り替えたいようです。
そんなわけで翌朝、孫次男君は一人でバスに乗ってやってきました。家に着くなり自分で決めたスケジュールに沿って、ゲームをしたり、宿題をしたり、コンテストに応募する俳句をつくったり、近くの公園で縄跳びの練習をしたり、トランプをしたり、YouTubeを見たり、テレビをみたり......。お爺ちゃんやお祖母ちゃんを相手に楽しい時間を過ごしたようでした。という私たちも、孫の突然の来訪で笑い声が絶えないお正月となりました。
それにしても、最近のコロナ感染拡大は凄いことになっています。特に首都圏の感染状況に驚かされますが、落ち着きを見せ始めていた大阪まで一昨日あたりから動きが変です。昨日、今日と過去最高を記録し、これまで楽観していた吉村知事も緊急事態宣言を国に要望する方向に大きく舵を切りました。
昨日は、来週から始まる講座の準備に取り掛かりましたが、さあてどうしたものか。「いつか来た道」に舞い戻ってしまう感があります。