お天気の良い朝、いつもどおりお散歩に出かけました。時々子供たちに出会う?そうです。きょうは祝日でした。毎日サンデーの日々を過ごすお爺さんは、曜日の感覚を失いつつあります(笑)。
このところ、寒くなったり暖かくなったりとお天気も落ち着きがありません。先日、自転車で市内の公園に行ってみました。平日だったので親子連れの姿はまばらでしたが、寒い冬を忍んで訪れる「春」を待つ。水鳥の動きも心なしか軽やかに感じました。
最近、Excelの関数やらWordの差込印刷機能やらと睨めっこしていますが、私にとっては慣れないこと故、心穏やかではありません。そんな焦る心を和らげるために聴いているのがヘンデルのオラトリオ「メサイア」です。BGM代わりに聴きながらパソコンに向かいます。でも、本当はこんな聴き方っておかしいですね.......。
LPレコード棚から取り出したのはヘンデルの「サムソン」(4枚組)でした。「メサイア」を完成させた2週間後には「サムソン」の第一幕の作曲を完成させていたというから驚きです。オペラと違ってオラトリオは、演技や衣装、舞台装置をもたない純粋に演奏会形式の音楽です。そこに言葉と音楽の絶妙な世界が繰り広げられる。何かしらお能に近いものを感じてしまいます。
LPレコードと言えば、先月だったでしょうか、読売新聞に「10年で10倍 復活のレコード」と題する特集記事が載っていました。30年以上も前にCDにとって代わられたLPレコードですが、なんとこの10年、生産量が拡大傾向にあって中古レコード店も続々オープンしているらしいのです。
普段はCD音源かパソコンを介したハイレゾ音源で音楽を楽しむことが多いのですが、時々LPレコードに回帰するのは、やはりアナログ音源の自然な柔らかさ、優しさに惹かれるからでしょうか(個人的感想です)。オラトリオなどを聴いていると、テノールやソプラノ歌手の声がやさしく部屋に充満します。
理論的にはデジタル音源の方が究極の音の世界を実現しているのでしょうが、そっと耳元に届くアナログの世界、そのダイナミックさに心奪われます。20、30分ごとにA面をB面にひっくり返す手間はかかりますが、そんな動作もひとつの喜びですらあります(笑)。
さてさて、なにやら小難しい趣味のお話しから書き始めた今日のブログですが、実は明日急に事務所に出かけなければならず、1日早い更新と相成りました。
今週も、電車に乗ってのお出かけは水彩画教室だけでした。あとは、自転車で近場の公園に行ってみたり、春の陽気に誘われて園芸店を覗いてみたり。奥様のお供で近くのスーパーにお買いものに行ったり....。そんな合間を縫ってLPレコードを楽しんでおります。
そんなある日、京都大学こころの未来研究センターのリエゾンオフィスから「鎮守の森コミュニティセミナー」の動画配信(http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/20210208_movies/)のご案内をいただきました。司会進行は「人口減少社会のデザイン」をお書きになった広井良典先生です。私が今もっとも注目している研究者のお一人です。
メールには「本セミナーでは、鎮守の森・自然エネルギープロジェクト、鎮守の森セラピー、鎮守の森ホスピスなど、本プロジェクトとして進めている活動や研究を紹介し、その課題や今後の展望を議論するとともに、地球システムの未来をみすえた持続可能な福祉社会のありようを探っていきます」とあります。
2時間半ほどの動画ですが、いろいろな時代的な課題を抱えながら政治の世界は目を覆うばかりの劣化、人の心も右往左往している状況のなかで、非常に大事な視点を提起されているこのプロジェクトに注目しています。
こんな調子で、いろんなことに首を突っ込んでいたら、あっという間に1日が終わってしまいます(笑)。お気軽なものです。