2022年の新しい年を、コロナにめげず2年ぶりに子や孫ら総勢14名で恙なく迎えることができました。初詣風景をテレビで見るとずいぶんな人出なので、揃っての初詣は控えお家で静かに過ごしました。
今朝、朝のお散歩がてら、近くのお不動さんに新年のお参りをしてきました。思ったほど人出は多くもなく、境内は清々しい空気に包まれていました。今年の御神籤を引くと「吉」と出ました。第18番「美」です。「心の美しさは あなたに揺るぎない自信と豊かな人生を与えます 美しさとは何なのか追求してみよう」とあります。何かしら、この1年間を予感させるものを感じました。
一方で、帰りがけ境内に張り出されていた「今年の運勢」をみると、「大凶・五黄」とありました。「行動に悩み多く非常に悪い。特に病気・争い事・盗難・事業・普講等に注意。但し信心あれば解決のみちあり、11月の旅行は自重した方が良い」と。う~ん。悩みますねえ。良いことばかりではないですよとおっしゃっているようです。ご用心ご用心。
そういえば、ここ数カ月血圧の値が高く、年末の3カ月検診で遂に血圧の薬を飲むことになりました。自覚症状はありませんが、先生から「放置しておくと脳内出血、脳梗塞になりますよ」と脅されて渋々です。当面、2週間ほど経過観察をしたいとのことで、今月半ばに再診とあいなりました。
薬を飲み始めて気づいたことがあります。なんとなく頭に重さを感じていたのがなくなったこと、眼鏡の調子が悪いのか目が疲れやすくなっていたのですが、そんな症状が軽減されたことです。やはり自覚症状はあったのでした。今年は健康に留意する1年でもあります。
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お爺さんぶりを発揮したこのお正月は、2歳から14歳までの従兄弟(従姉妹)同士のやりとりを遠目に眺めながら楽しいひとときを過ごしました。孫たちにお年玉を渡すとき今年の抱負(目標)を尋ねました。「勉強を頑張ります」「逆上がりができるようになります」「フルートを上手に演奏できるようになります」「忘れ物をしません」.....。なかなか楽しいことを言ってくれます。天真爛漫な彼ら彼女らの将来を楽しく思い描きました。
ともあれ、今年もなんとなく忙しない1年になりそうな予感がしています。この歳になると、自分で完結するのではなく後継者にスムーズに引き継げるような気遣いが必要になります。そんな橋渡しができればと願っています。
話は変わりますが、近くの本屋さんでEテレ「100分de名著」1月号が目に留まりました。今月のテーマは「金子みすゞ詩集~心にこだまする言葉」(講師:松本侑子さん)です。
私が金子みすゞに出会ったのは、十数年も前のことです。このブログでの初出は、2009年4月26日付き記事「童謡詩人・金子みすゞの宇宙」になります。ラジオ番組「NHK日曜カルチャーラジオ」(全4回)で、金子みすゞ記念館館長の矢崎節夫さんのお話しを聞きました。
当時のブログにはこんなことを綴っています。「童謡というものが「子供が口ずさむ歌、または詩」であること以上に、大人の心にさえ訴えるものであることを思います。それほどに、今の世の中が病んでいるのか、私自身が病んでいるのか。それとも本来のあるべき「こころ」を見失っているのか」。あれから13年、さあてどんな思いで金子みすゞと再会するのか楽しみでもあります。