心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

秋から冬へ。徐々に終活も。

2023-12-09 13:38:38 | Weblog

 きょうは朝からお天気もよく、久しぶりに明るい陽の光が部屋に差し込む至福の時を過ごしています。そんなときは内田光子とスタインバーグ奏でるモーツアルト「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集」でも聴きながら1週間を振り返ることにいたしましょう。
 今年も異常気象に振り回されながら暑い夏を乗り越えました。そして師走12月、「大雪」の声を聞くと、なんとなく冬を想うのは年寄りの悲しい習性なのかもしれません。いやいや、「冬」に向かって季節は確実に動いています。
 今年は、異常に暑い夏だったので紅葉が遅れ気味、場合によっては淋しい秋になるかもしれないと囁かれていましたが、なんのなんの。色鮮やかな紅葉を楽しむことができました。我が家の庭でもモミジ、ニシキギなどが綺麗に色づき、晩秋の風情を漂わせています。数年前に挿し木で盆栽風に育てているカリンも、今年は綺麗に色づき目を和ませてくれています。
 先日の日曜日には、ここ数年コロナのために中止していた町内会の「餅つき大会」が4年ぶりに開かれ、近所の孫次男君も朝早くからやってきました。焼き餅、黄な粉餅、雑煮、お汁粉...。老若男女、いったいどこから沸いてきたかと思うほどの賑わいでした。いつもは静かな街も、この日ばかりは縁日のようでした。これも1年の締めくくりです。
 季節の移り変わりと人の暮らし。時には、最近はやりのAIやバーチャルの世界から離れて、土の色、匂い、樹の肌触り、落葉の色と感触を楽しむのも良し。私たちは実際にモノを手に取って触って季節の移り変わりを感じます。脳が活性化し、豊かな感性が育まれます。
 そういえば、NPO関連の仕事に現をぬかしている間に、夏に掘り起こした球根たちの秋植えの時季を逸していました。今日はこれから花壇に植え付けることにしましょう。庭木の剪定も庭師さんにお願いしなければなりません。なんとなく気忙しくなってきました。
 来週の土曜日は、四国八十八か所遍路の旅の総集編、高野山にお礼参りに出かけます。大阪とは気温がずいぶん違いますから、紅葉は終わり?西行桜の葉っぱは散ってしまっているでしょうか。冬に向かってまっしぐらでしょうか。なんとなく楽しみでもあります。

 話しは変わりますが、先日、無印良品の店内を通り抜けようとしていた時、ふと「コオロギチョコ」に目が留まりました。以前、将来の食糧危機に備えてコオロギの「食用」への関心が高まっているという話しをテレビニュースで見たことがあります。FAO(国連食糧農業機関)が家畜の飼育と比べて環境への負荷が少なく、タンパク質やミネラル、ビタミンなどが豊富なことから食糧問題への解決策として有用だとする報告書をまとめたのだとか。家に帰って恐る恐る口にしてみると、なんとも美味しいチョコでした。一度ご賞味あれ。
 この歳になっても、まだまだ未体験のことがいっぱいあります。時々、体力の劣れを感じるときはありますが、もうしばらく生きながらえることにいたしましょう。それでも「終活」は少しずつスタートです。まずはデジタル関連の整理から。現役時代には重宝していたけれども利用頻度がぐんと落ちている有料サービスにメスを入れ、いくつかは解約手続きをいたしました。自動更新の見直しもしなければ。

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