新年早々の夜に満月がひときわ大きく見える「スーパームーン」が地球を照らしました。月面の地肌が見えるそんな姿を、わたしのコンパクトデジカメでも収めることができました。それにしても、宇宙って不思議な空間です。何千年、何万年、何十万年にもわたって、人々はいろいろな思いを胸に秘めて月を眺めてきました。気の遠くなるような時空間に浮かぶ我が身の存在を思うと頭が朦朧としてきます。
まん丸い月を見上げながら、ふと愛犬ゴンタのことを思い出しました。わたしがリタイアする2週間前に他界しましたから、もう1年と半年が経過します。
彼が若い頃は、夜遅くに仕事から帰っても、必ずお散歩に行っていました。街灯の明かりと、そして月明かりが頼りでした。力強く前へ前へと歩いた頃、なんとなく落ち着きを見せ始めた頃、飼い主の歩調に併せて歩いた頃。それが徐々に飼い主の歩調と合わなくなって、歩く速度が遅くなり、時々立ち止まって周囲の様子を伺いだしました。そして、立ち止まって地面に伏せてしまうことが見え始め、自力で立つことも不自由になって、いつの間にかお散歩ができなくなってしまいました.........。
愛犬ゴンタは、彼なりのライフサイクルを必死に生きてきました。16歳と8カ月。これを長いと見るか短いと見るか。宇宙という視点からみれば、ほんの一瞬かもしれないし、いやいや永遠の時空に未だ生きているのかもしれません。
この日(3日)は、東京の孫たちを連れて大阪市内のキッズプラザに出かけたあと、日本で最も長いと言われる天神橋筋商店街を歩いて大阪天満宮に初詣に行きました。20年後、30年後の孫たちの姿は知る由もありませんが、学業の神様に手を合わせてきました。大阪の臭いがぷんぷんする街の風景に、子供たちは興味津々でした。中之島までの長い長い商店街を歩き通しました。
翌日、お家に帰る孫娘に「お正月で何が印象に残った?」と尋ねると、一番はユニバーサル・スタジオ・ジャパン、二番目は大阪天満宮、そして三番目はお婆ちゃんに教わったハーバリウム(ガラス瓶の中にプリザーブドフラワーなどを特殊な液体で浸したもの)でした。.....こうして年末年始の大騒動は無事に終わりました。ここは家内の奮闘ぶりに感謝です。
そして、世の中は仕事始めですが、毎日サンデーの私は1週間後に迫った「歩き遍路」の詰めにとりかかります。今回は前回に次ぐ「へんろころがし」ルート、それも冬季に500m級のお山二つを巡る厳しいものになります。無理は禁物です。天候・気温と体力によって若干のルート変更も想定して企画を練ることになります。そして最終日は、やはり徳島駅前の居酒屋で「独り祝勝会」をして閉める。これもまたお決まりのコースです。ただし、出発の前にふたつの新年会をこなさなければなりません.......(笑)。
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