心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

心のリセット

2007-11-18 09:52:51 | Weblog
 「冬型の気圧配置に変わり、真冬並みの寒気が流れ込みます」「全国的に季節風が強まり、寒くなるでしょう」。yahooのお天気予報どおり、きょうは寒い朝を迎えました。11月も半ば。考えてみれば、私の田舎でも以前は、この時期に初雪が舞っていたように記憶しています。遠い遠い昔のお話です。
 ところで、いま、私の机の上には、大きなドングリの実が5個転がっています。先週、広島に出張した際に、あまりにも大きいので、背広のポケットにそっと入れて持ち帰ったものでした。秋を実感したかったのでしょう。とっさの動作だったように思います。その広島では、久し振りにかつての上司のお墓参りもしてきました。大きな大きな存在感を身近で感じてきた師も、いまは紅葉の季節を楽しんでいるかのような風景に、改めて人生の儚さを思ったものです。「秋」は、ひとを感傷的にする。そう、そのとおりですね。
 きのう土曜日は、職場に少しだけ顔を出したあと、早目に退散して帰途につきました。でも、足は自宅とは反対方向に向いていました。大阪は堂島のジュンク堂書店に行きました。コーヒータイムをはさんで、そう、2時間はいたでしょうか。窓際の机を陣取って、北新地界隈の秋の風景を眺めながら、しかし静かにお勉強の時間でした。何冊か仕事の本を買いました。珍しく雑誌「現代思想」も手にしました。この雑誌、実は草創期のものは古本屋でよく購入するのですが、新刊本を手にするのはきわめて珍しいことです。11月臨時増刊号のタイトルは「マックス・ウェーバー」でした。もう30数年も前の卒業研究課題のひとつでした。
 久しぶりにCDショップ新星堂にも立ち寄りました。そこでは、ドニゼッティの歌劇「愛の妙薬」を手にしました。主役が、最近脚光をあびているアンナ・ネトレプコ(ソプラノ)とロランド・ヴィラゾン(テノール)とあっては見過ごすわけにはいきません。それも、見体験版DVDとかで2,500円と格安。るんるん気分で帰途につきました。で、さっそく昨夜は2時間あまりをかけて鑑賞でありました。ウィーン国立歌劇場でのライブ録画です。仮想世界ではあっても、観客と一体感をもって楽しむことができました。なによりも、第2幕にヴィラゾンが歌った「人知れぬ涙」は、素晴らしかった。観客と一緒に拍手を贈りました。すると、歌劇の途中なのに、アンコールでもう一度歌う。観客と一体となった本場の歌劇を楽しみました。....これで1週間の疲れもふっとんでしまいました。(^^♪
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