所沢８時間耐久レース出走記

夏季限定ウルトラランナー第１戦、にもかかわらず、何の緊張感もなく、これといった走りこみもせずにこの日を向かえてしまいました。
例年であれば、クーラーボックスに凍らせた飲料を入れたり、食料を準備したりといろいろとやるのですが、今年は何もなし。
ウルトラ・シーズンに向け、なぜか心構えが出来ていません。
走り始めて８年目、ちょっとマンネリになってしまっているのかもしれません。

朝、携帯メールの着信音で目を覚ましました。
KPさんから、「時計を忘れてしまったので、予備があったら貸してもらえないか。」とのこと、このメールが来なかったら、多分寝過ごしていたでしょう。
KPさん、よくぞ時計を忘れてくれた、ありがとう。
あわてて準備をして家を出るも、着替えの下着とマイカップとサングラスを忘れたことに気づき、パンツだけならコンビニで買おうかと思いましたが、さすがに３つはどうにもならず、家に取りに戻りました。
これでますますギリギリです。

あせって駅に着くと、イケイケ風のお姉さんが、ホームを歩きながら、等間隔に４ヶ所で吐いていました。
早朝の駅にはありがちな光景ですが、歩きながら吐く人はちと珍しい、というか迷惑この上ない。掃除する駅員さんの身になって欲しい。
私も、未だに吐くほど飲むことが年に１，２回ありますが、必ずトイレで一人寂しく吐くようにしています。それが酒飲みの礼儀。
やむなく外で吐いたことも長い人生で数回はありますが、吐く場所には気を使います。
歩きながら数ヶ所に吐くとはとんでもない。日本の道徳は、どこへ行ってしまったのでしょうか。
でも、係わり合いになって服に吐かれるといやなので、見ぬふりをしました。

とかなんとかで、会場に着いたのがスタート15分前、ふぅ、何とか間に合った。
何で完走記にもかかわらず、こんなにスタート前のことをぐたぐたと書いたかと言うと、レース内容については、あまり語ることはないから。
完走記はさっといきます。

所沢８耐、実はもう７回目の出場で、自己ベストは、3年前の21周（約68.5km）、昨年は20周（約65km）、「今年は22周狙いたいよね。」なんて思っていたのですが、朝からとにかく暑くて、自分の中で目標はどんどん下方修正されていきました。
「キロ6分のイーブンで8時間」→「とにかく8時間歩かずに完走」→「フルマラソンの距離までは歩かない」→「無理せず歩きを入れて、とにかく8時間動き続ける」→「暑いので積極的に休憩を取って、無理しない、とにかく8時間後にゴールして、ビールを飲む。」

いつもは昼近くになってから水を被るのですが、今日は3周目、9時ごろから水を被らなければやってられない暑さ。
11時、30kmを走った頃からは、暑さは殺人的になってきて、もうこれは、まともに頑張ろうなんて思ったらヤバイ。とにかくわが身を守らなければ。
１周ごとにたっぷり休んで、カキ氷とか、冷たいものをいただきます。

午後になって太陽が隠れ、やや走りやすい感じになったのですが、一度切れた気持ちは全く戻りません。
冷たいものを取りすぎて胃がヤバイ、無理して食べようとするとリバースしそうになります。
結局無理利かず、18周、58.5kmでタイムアップ。

この暑さにもめげず、ネオスさんが一般の部2位、KPさんが50歳以上の部3位に入賞しました。拍手。

レース後は、いつもの通り、駅前の広場で青空宴会。
あんころさん達のグループや、代々木のトボサカさんや、いろんな人が集まって、大集団になりました。