goo blog サービス終了のお知らせ 

ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

びわ湖毎日マラソン

2011-03-08 00:53:35 | スポーツ
TV観戦したのは、20~30kmの30分くらいだけだったのですけど、キプサング、2時間6分13秒、さすがにすごいですね。
最近のレースには、駆け引きによるスローペースや序盤のペースの上げ下げを避けるため、大抵はペースメーカーがつきます。
このレースのペースメーカーのペース設定はほぼキロ3分、5kmを15分。フル換算2時間6分36秒です。
日本の世界選手権代表内定条件は2時間9分30秒ですから、この設定は日本人選手にとってはかなりのハイペース。
とにかくこのペースに30kmまでついていって、その後の12kmを粘りきることが代表を狙う日本人選手のレース展開となります。
でも、キプサングにとっては物足りないペースだったのでしょう、26kmでペースメーカーを追い越してしまう。エチオピアのメルガ、ケニアのカンゴゴもそのあとを追う。
そりゃそうですよね。彼らにとってもこれは世界選手権の出場がかかったレース、ケニアやエチオピア代表になろうと思ったら、このペースで後方待機なんて出来ない。
一方日本人選手は、日本人トップで2時間9分30秒を切れば良いわけですから、当然誰もついて行かず、25km~30kmのラップを14分台に上げたキプサングとメルガが後続を引き離しました。
レースは終盤キプサングが1kmのラップが2分48秒というすごいスパートして、メルガを振り切りゴール、世界の一流というものを見せつけました。
さすがに世界歴代8位は伊達じゃない。すごいもんです。

日本人は堀端が3位に入り、世界選手権代表内定。東京マラソンの川内もですが、堀端って名前も、初めて聞きました。
もちろんお二人ともすばらしいレース、すばらしいタイムだったわけですが、無名の23,4才の若手が続けて代表になっちゃうのってどうよ、とも思います。
彼らにとってはこれが会心のレース、これ以上の走りを本番でしろというのは酷でしょうね。
10000m等で実績のある選手が20代後半になってマラソンに転向するというのが最近の世界のトップクラス選手、日本選手との差は歴然です。

キプサングは「これで世界選手権に出られると決まったわけじゃない。」と言ったそうで。
そうだよね、ケニアには北京金メダルのワンジルとか、それ以外にも2時間4,5分のタイムを持つ選手がうじゃうじゃいる。
改めて、世界のトップと日本の差を見せ付けられたレースでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 絶不調! | トップ | 「マクロスF恋離飛翼~サヨナ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事