銭湯のこと

スーパー銭湯ではない、昔ながらの銭湯の話です。
昔、市民ランナーだった頃は、練習会（とアフター）とセットでよく利用していたのですが、ここ10年くらいで、行ったことのある銭湯が次々なくなっている。。。
15年くらい前は、東京都に確実に700件以上あったはず（900件くらいあったかも。記憶が定かではない）の銭湯が、今や500件を大きく割り込んでいる。

気になってHP等で現状を調べてみたのですが、、、私の行ったことのある銭湯がざっと数えて38件、そのうちの13件が既に廃業していました。

昭和30年代、40年代に建てられたものが、設備の老朽化で維持が難しくなっていることと、後継者難とか、いろいろな事情があるのでしょうが、寂しい限りです。

一方で、リニューアル・オープンする銭湯もあります。港区表参道の清水湯、中央区の湊湯、中野区の松本湯、などなど。


私は新宿区在住なのですが、自宅から一番近い銭湯がこの松本湯。
先日、テレ東の「アド街ック天国」東中野の回でも4位にランクイン。元はレトロ感漂う銭湯だったのですが、見違えるようにきれいになって、今や行列のできる銭湯になりました。
改装資金はクラウドファンディングも使って集めたとか、要はやる気さえあればやりようはあるということですよね。


反対に、中野区で一番レトロだと思うのが「天神湯」、飲み屋街ひしめく中野駅北口から徒歩約10分の住宅街にあります。
昔ながらの番台、風呂の看板画はトラディショナル？な富士山、縁側付きの小さな庭には池があって、鯉が泳いでいる。
実は、私の文京区の実家の隣も、昔はこういうお風呂屋さんだった。私より１級上の息子さんが同じマンションに住んでいたのですが、結局跡は継がずに、バブルの頃に建売住宅になってしまった。
天神湯の建物も築60年とか。
まだまだ頑張ってほしいけどなー。