最強馬有終の美

ディープインパクト、いつもどおりの圧勝でしたね。
他の馬よりも一回り小柄ながら研ぎ澄まされた馬体、走る前から皆が勝利を確信している、そんな感じでした。
三角まで後方待機して四角で大外を回って、当然内埒沿いを行く他馬よりも相当長い距離を走ることになるけど、そんなことお構いなし、ラスト１ハロンは、他の馬がスローモーションで動いているような、１頭だけ加速装置を使っているような、箱根駅伝での山梨学院大のモグス選手のような、そんな圧倒的な勝ち方。
颯爽としたその姿、最後までヒーローでした。
今までテンポイントとか、シンボリルドルフとか、ナリタブライアンとか、強い馬はいたけど、文句無く史上最強馬でしょうね、彼が。
来年もう一度凱旋門賞に挑戦して欲しいような気もするけど、でもまあ、このまま最強馬伝説を残して引退ってのも悪くないのかな。

別格の速さだったのは、高校生駅伝の１区の４人の留学生たちも一緒。
日本人高校生とは全く別次元のスピード、区間賞を取った仙台育英の選手は、10kmを28:31で走りました。
大学でもエース級のタイムですよね。そのまま社会人でもいける。
すごいんだけど、ディープインパクトの時のような爽やかさは全く感じませんでした。
選手が悪いわけではないんだけど、外国人留学生がいないと優勝できない高校駅伝って、なんだかなーと思ってしまいます。