7月は13冊、オリンピックが始まってからは、TV観戦で本を読む時間がありません。
◆星落ちて、なお(澤田瞳子)
澤田瞳さん、直木賞、おめでとうございます。僭越ながら受賞作の名に恥じない名作と思いました。
河鍋暁斎、知りませんでした。世は明治から大正に変わり、古いものは時代に淘汰されていく。そんな中、従来の価値観に拘り続ける者の先には修羅の道が待っている。芸術の持つ魔性と家族の在り方を河鍋親子に反映した佳作。
完読挑戦中のカドフェスから5冊、ナツイチから3冊、新潮文庫の100冊から3冊。
◆警視庁SM班I シークレット・ミッション (富樫 倫太郎)
能力はあるが協調性ゼロ、組織のはみ出し者が活躍する警察小説。人体標本?こんなものに大枚をはたく客がいるとは思えないし、活躍しているのはほとんどPCヲタクの佐藤一人、犯罪者がわざわざ目立つロードバイクを使うのも、それを容認している首謀者も???
突っ込みどころはいろいろあるものの、まずまず面白く読めました。
◆ブレイブ・ストーリー (上)(中)(下) (宮部みゆき)
私もRPGは好きで、ドラクエ、FFはさんざんやったけど、宮部さんがお好きなロマサガはやっていない。
宮部さんのRPGファンタジー、序盤の現実世界が長かったけど、幻界での冒険譚になってからは、面白く読めた。正義と友情の成長物語、若干お説教っぽい寓話性はあったけど、よろしいんではないでしょうか。幻界=ビジョン・VISIONねえ、なるほど。
でも、異世界ファンタジーはラノベの方がひねりがあっておもしろいかな。やはり餅屋は餅屋。
◆小説 孤狼の血 LEVEL2 (池上 純哉,豊田 美加)
柚月裕子さんの「孤狼の血」シリーズの、大上の死から3年後、日岡が駐在に飛ばされる原因になった事件。最凶最悪の敵・上林との対決、でも日岡の真の敵は、、、映画用に徹底したエンタメ路線。
◆ハレルヤ! (重松清)
自分は高校、大学とバレー部だったのですが、文科系と体育会系の違いこそあれ、青春時代のかけがえのない仲間とその後の人生、46歳の時は、忙しさの真っただ中だったので、むしろ今になって、アカネたちの気持ち、良くわかります。彼らとは年が違うので、A面からB面というよりも、老兵は死なず、ただ去って、でもまた新しいところへ行くんだって感じ。RCサクセッションも、自分らとは少し時代が違うけど懐かしい。良いお話でした。
◆ビタミンF (重松清)
直木賞受賞作。
「ゲンコツ」「はずれくじ」「パンドラ」「セッちゃん」「なぎさホテルにて」「かさぶたまぶた」「母帰る」家族にまつわる短編が7編。直木賞受賞作。文庫本の帯には、「涙腺キラー・重松清 最泣の一冊」とあったが、ほのぼのいい話という感じ。「セッちゃん」はせつなかった。
◆宝石商リチャード氏の謎鑑定 (:辻村 七子)
今年の「ナツイチ」本が、hontoの電子書籍でディスカウントになっていたので、試しに読んでみた。1話だけしか見てないのだけど、アニメになってましたよね、これ。とにかく主人公の正義の言動で理解できないことが多くて、、、そこまで好きなら、なぜ谷本さんに普通に告白できないのかな、とか、、、
◆すきまのおともだちたち (江國香織)
出張先で迷い込んだ並行世界、そこは小さな女の子がつくもがみ?のお皿と住んでいる世界。強制的に繰り返される訪問と退去、自分は年をとっても、少女の世界は変わらない。お江國さんの描くほっこりファンタジー、江國さんってこういうのも書くんですね。
◆ハムレット (W.シェイクスピア)
うーん。「ハムレット」って、こういう話だったのか。。。
◆雨の降る日は学校に行かない (相沢沙呼)
中学校の、女子グループの、いじめ、スクールカーストをテーマにした6編の短編連作。私は男だが、中学校の時はややいじめられ体質?だったので、身につまされる部分はあった。学校に行くのが嫌になる負のスパイラル、必ずしも楽しい思い出ばかりではなかった中学時代を思い出す。でも、結局自分で何とかするしかないんだよね。勉強とか、スポーツとか、しぃちゃんみたいに写真とか。たくさんのナツやサエたちに、「でも大丈夫」ってエールを送りたい。
◆鬼滅の刃 しあわせの花 (吾峠 呼世晴,矢島 綾)
ノベライズ本、無限列車編の後日談っぽいスピンアウトものだけど、19年2月だから、アニメ化の前に書かれた本ですね。
◆星落ちて、なお(澤田瞳子)
澤田瞳さん、直木賞、おめでとうございます。僭越ながら受賞作の名に恥じない名作と思いました。
河鍋暁斎、知りませんでした。世は明治から大正に変わり、古いものは時代に淘汰されていく。そんな中、従来の価値観に拘り続ける者の先には修羅の道が待っている。芸術の持つ魔性と家族の在り方を河鍋親子に反映した佳作。
完読挑戦中のカドフェスから5冊、ナツイチから3冊、新潮文庫の100冊から3冊。
◆警視庁SM班I シークレット・ミッション (富樫 倫太郎)
能力はあるが協調性ゼロ、組織のはみ出し者が活躍する警察小説。人体標本?こんなものに大枚をはたく客がいるとは思えないし、活躍しているのはほとんどPCヲタクの佐藤一人、犯罪者がわざわざ目立つロードバイクを使うのも、それを容認している首謀者も???
突っ込みどころはいろいろあるものの、まずまず面白く読めました。
◆ブレイブ・ストーリー (上)(中)(下) (宮部みゆき)
私もRPGは好きで、ドラクエ、FFはさんざんやったけど、宮部さんがお好きなロマサガはやっていない。
宮部さんのRPGファンタジー、序盤の現実世界が長かったけど、幻界での冒険譚になってからは、面白く読めた。正義と友情の成長物語、若干お説教っぽい寓話性はあったけど、よろしいんではないでしょうか。幻界=ビジョン・VISIONねえ、なるほど。
でも、異世界ファンタジーはラノベの方がひねりがあっておもしろいかな。やはり餅屋は餅屋。
◆小説 孤狼の血 LEVEL2 (池上 純哉,豊田 美加)
柚月裕子さんの「孤狼の血」シリーズの、大上の死から3年後、日岡が駐在に飛ばされる原因になった事件。最凶最悪の敵・上林との対決、でも日岡の真の敵は、、、映画用に徹底したエンタメ路線。
◆ハレルヤ! (重松清)
自分は高校、大学とバレー部だったのですが、文科系と体育会系の違いこそあれ、青春時代のかけがえのない仲間とその後の人生、46歳の時は、忙しさの真っただ中だったので、むしろ今になって、アカネたちの気持ち、良くわかります。彼らとは年が違うので、A面からB面というよりも、老兵は死なず、ただ去って、でもまた新しいところへ行くんだって感じ。RCサクセッションも、自分らとは少し時代が違うけど懐かしい。良いお話でした。
◆ビタミンF (重松清)
直木賞受賞作。
「ゲンコツ」「はずれくじ」「パンドラ」「セッちゃん」「なぎさホテルにて」「かさぶたまぶた」「母帰る」家族にまつわる短編が7編。直木賞受賞作。文庫本の帯には、「涙腺キラー・重松清 最泣の一冊」とあったが、ほのぼのいい話という感じ。「セッちゃん」はせつなかった。
◆宝石商リチャード氏の謎鑑定 (:辻村 七子)
今年の「ナツイチ」本が、hontoの電子書籍でディスカウントになっていたので、試しに読んでみた。1話だけしか見てないのだけど、アニメになってましたよね、これ。とにかく主人公の正義の言動で理解できないことが多くて、、、そこまで好きなら、なぜ谷本さんに普通に告白できないのかな、とか、、、
◆すきまのおともだちたち (江國香織)
出張先で迷い込んだ並行世界、そこは小さな女の子がつくもがみ?のお皿と住んでいる世界。強制的に繰り返される訪問と退去、自分は年をとっても、少女の世界は変わらない。お江國さんの描くほっこりファンタジー、江國さんってこういうのも書くんですね。
◆ハムレット (W.シェイクスピア)
うーん。「ハムレット」って、こういう話だったのか。。。
◆雨の降る日は学校に行かない (相沢沙呼)
中学校の、女子グループの、いじめ、スクールカーストをテーマにした6編の短編連作。私は男だが、中学校の時はややいじめられ体質?だったので、身につまされる部分はあった。学校に行くのが嫌になる負のスパイラル、必ずしも楽しい思い出ばかりではなかった中学時代を思い出す。でも、結局自分で何とかするしかないんだよね。勉強とか、スポーツとか、しぃちゃんみたいに写真とか。たくさんのナツやサエたちに、「でも大丈夫」ってエールを送りたい。
◆鬼滅の刃 しあわせの花 (吾峠 呼世晴,矢島 綾)
ノベライズ本、無限列車編の後日談っぽいスピンアウトものだけど、19年2月だから、アニメ化の前に書かれた本ですね。
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