昨日も書きましたが、箱根駅伝は東洋大学が往路も復路も制する完全優勝でした。しかも歴代2位の好タイム、お見事というしかありません。
7区ですでに2位の駒澤に2分近い差をつけていましたので、優勝するためには、後半失速しないように前半を抑えて入る安全策が当然考えられます。
でも、選手たちは「1秒を削る」ことを合言葉に1年間頑張ってきたわけです。
来年も箱根を目指す下級生もいれば、これが最後の箱根という4年生もいる。
大学で競技生活を終える選手も、卒業後も競技を続け、東京オリンピックを目指す選手もいるでしょう。
東洋大学が圧巻だったのは、選手も、監督も、全く迷いなく全員が最後まで攻め続けたことです。
その結果が10区中5区での区間賞、ホントに爽快な勝利でした。
こういうチームを見たときに、いつも自分がアンチテーゼとして思い出すのが、1992年の夏の甲子園2回戦、明徳義塾高校が対戦相手の星稜高校の4番・松井秀喜を5打席連続敬遠、松井は一度もバットを振ることなく星稜が敗退したあの試合です。
この試合の経緯は、中村計さんの「甲子園が割れた日―松井秀喜5打席連続敬遠の真実」(新潮文庫)という本に詳しく書かれています。
あの試合、球場は騒然となり、明徳の馬淵監督はヒールとしてマスコミにも随分とたたかれました。
その一方で、勝つためには当然の作戦、批判を覚悟でそれをやった監督はすごいという意見があったのもまた事実です。
明徳の馬淵監督にしてみれば、一つでも多く甲子園で試合に勝つことが唯一の至上目的であったわけです。
これはあくまで私の個人的な見解ですが、勝つことを唯一の目的とし、選手たちに考えることも心情を吐露することも許さず、選手たちの気持ちや将来を斟酌せずに命令に従わせることに賛成できません。
まあ、高校生と大学生の違いは当然あるんだけど、箱根駅伝は決して芦ノ湖が、大手町がゴールではない。より上を、世界を目指す選手たちのためにあります。
それを思えば、ただ勝つのではなく、勝ち方が大切なのは言うまでもありません。
大会は、そしてその勝利は、選手たちのためにあります。
7区ですでに2位の駒澤に2分近い差をつけていましたので、優勝するためには、後半失速しないように前半を抑えて入る安全策が当然考えられます。
でも、選手たちは「1秒を削る」ことを合言葉に1年間頑張ってきたわけです。
来年も箱根を目指す下級生もいれば、これが最後の箱根という4年生もいる。
大学で競技生活を終える選手も、卒業後も競技を続け、東京オリンピックを目指す選手もいるでしょう。
東洋大学が圧巻だったのは、選手も、監督も、全く迷いなく全員が最後まで攻め続けたことです。
その結果が10区中5区での区間賞、ホントに爽快な勝利でした。
こういうチームを見たときに、いつも自分がアンチテーゼとして思い出すのが、1992年の夏の甲子園2回戦、明徳義塾高校が対戦相手の星稜高校の4番・松井秀喜を5打席連続敬遠、松井は一度もバットを振ることなく星稜が敗退したあの試合です。
この試合の経緯は、中村計さんの「甲子園が割れた日―松井秀喜5打席連続敬遠の真実」(新潮文庫)という本に詳しく書かれています。
あの試合、球場は騒然となり、明徳の馬淵監督はヒールとしてマスコミにも随分とたたかれました。
その一方で、勝つためには当然の作戦、批判を覚悟でそれをやった監督はすごいという意見があったのもまた事実です。
明徳の馬淵監督にしてみれば、一つでも多く甲子園で試合に勝つことが唯一の至上目的であったわけです。
これはあくまで私の個人的な見解ですが、勝つことを唯一の目的とし、選手たちに考えることも心情を吐露することも許さず、選手たちの気持ちや将来を斟酌せずに命令に従わせることに賛成できません。
まあ、高校生と大学生の違いは当然あるんだけど、箱根駅伝は決して芦ノ湖が、大手町がゴールではない。より上を、世界を目指す選手たちのためにあります。
それを思えば、ただ勝つのではなく、勝ち方が大切なのは言うまでもありません。
大会は、そしてその勝利は、選手たちのためにあります。
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