ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

中田ジャパン、終戦

2018-10-20 11:02:29 | スポーツ
セルビア、イタリア戦と敗戦してメダルの望みは潰え、5位決定戦も敗戦。大健闘、と言っていいと思います。
5敗はしたけど、うち3敗はフルセット、世界の強豪を相手に、ですから。

ボシュコビッチの入ったセルビアはやはり一味違いました。そしてフランスのエゴヌ、いや、世界にはすごい選手がいるものです。
エゴヌの344cmは別格としても、世界のエースと呼ばれるようなアタッカーは325cmくらいの最高到達点を持っている。日本のアウトサイドヒッターの黒後、古賀、石井の到達点は300cmちょっと、バスケットのゴールリングくらい。ボール1個分相手の方が高い、この差はいかんともしがたい。それと、ボールのドライブ回転がすごい。だからボールが速いし、思ったよりも前に落ちる。
他にも、中国のシュ・テイ、オランダのスローティエス、強いチームには絶対エースと呼ばれる選手がいる。決定的な決定力の差をサーブとレシーブでカバー、といっても限界があるよね。
絶対エースになりうる逸材、おそらくバレーボール協会も日本中探したと思います。でもいないのだから仕方ない。

世界の上位との実力差、多分、10回試合をしたら8回は負ける、それくらいの差だと思います。でも本番は一発勝負、その2回をどう本番の試合で出すか。ロンドン五輪の準々決勝で中国に勝った時もそうでした。日本がメダルを取るためには、本番で大金星、大番狂わせをやるしかない。
今回の世界バレー、2次ラウンドでセルビアに勝った試合がそれにあたるかもしれませんが、あれはボシュコビッチの故障欠場というラッキーがあった。ホントの意味での大金星は、1次ラウンドのオランダ、3次ラウンドのイタリアのフルセットの試合が、わずかに及ばなかったということでしょうか。

采配で悔やむところがあるとすれば、2次ラウンド最終戦のブラジル戦。2-0で完全に勝ちムードだったところで、荒木をキャプテン岩坂に替え、真ん中からの攻撃力が落ちてサイドがブロックにやられての逆転負け。
結果的にはブラジル戦以降4連敗ですから、あれで自ら良い流れを手放してしまったように思えます。
あれを3-0で勝っておけば、当然3次ラウンドの組み合わせも変わっていたわけで、もしかしたら違う結果があったかもしれない。

上位チームとの決定的な高さ、決定力の差、メダルへの道はなかなかに厳しいけれど、頑張れ、NIPPON!



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