ビジネス書が3冊。
◆ウェブ担当者1年目の教科書(佐野 彰彦)
ウェブページの作り方が大変易しく懇切丁寧に説明されていたので、良くわかりました。「自社のコマーシャル本」という気もしましたが。
この本自体が、この著者の会社の、紙ベースのウェブページで、この会社のお客様向けの営業ツールと考えると、なるほどという感じです。
◆奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り(矢部 輝夫)
新幹線の清掃業務を受託しているJR東日本の子会社が、いかにして意識改革を成し遂げたかという話。
やはり仕事への矜持ですよね。正しくボタンを押せば組織は変わる。自分も頑張ろうと思いました。
今度新幹線に乗る時は乗車準備作業にも注目しようと思います。
◆成功は一日で捨て去れ(柳井 正)(新潮文庫)
フリースのヒットでユニクロを4000億円企業にしたところまでの前著「一勝九敗」の続編。すごく感銘を受けました。
一旦は社長を退くも企業が成長しないとみるや社長職に復帰、ユニクログループを1兆円企業に導く。
トライ&エラー、ダメと分かった時の引き際が見事。こういう経営者を輩出したということは黒船に怯える日本の繊維業界にとって奇跡。
やっかみ半分にブラック企業とかネガティブな報道が多いですが、世界一を賭けて勝負しようとすれば当然こうなる。彼の言うことは経営理念として全て正論と思います。
2020年の5兆円宣言、お手並みを拝見したいです。
6月末に発表になった「新潮文庫の100冊2014」から、早速12冊。
◆友情(武者小路 実篤)
妄想と美化、思い込み野郎の純愛、ちょっと痛い感じです。野島さん、
ここまで杉子さんに思いっきり拒否されてお気の毒ですが、恋なんて所詮思い通りにならないことの方が多いのだから、これをばねに頑張ってください。
大宮さん、野島さんの手前諦めるなんてありえない。頭で考えてはいけません。
友情といえばそうなんだろうけど、うじうじ悩む男2人の狭間で、杉子さんの行動のなんと清々しいことか。
◆世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ(下川 裕治)
重厚長大、インフラに金がかかり、運航にノウハウを要する鉄道の時代は終わったって感じですね。
新幹線網を建設することができる一部の国を除いて、鉄道は飛行機と車に取って代わられる宿命なのでしょう。日本国内ですら、ローカル線はバスの方が便利ですものね。
鉄道が意外と残っているのは、その運営が国策会社によっていることが多いから、でも、それもそう長くは続かないでしょう。この難行苦行の旅行記を、そんなことを考えながら読んでいました。
◆思い出のマーニー(ジョーン・G.ロビンソン)
今夏のジブリ映画の原作。
孤独で無気力な少女、アンナが、田舎で不思議な少女、マーニーに出会ったことから、成長していく物語。序盤から伏線満載だったので、多分そういうタイムパラドックスものだろうなとは思いましたが、最後まで面白く読めました。
米林監督の映画も良かった。
◆ゴールデンスランバー(伊坂 幸太郎)
伊阪さんの作品は「重力ピエロ」「オー・ファーザー」についで3作目ですが、これが一番面白かった。
首相爆殺という現実離れした題材ながら、実に緻密に伏線がちりばめられ、回収されていくのに感心。でも、長かった。
ところで、ケネディ大統領暗殺事件って、本当に2039年まで真相公開禁止らしいですね。
◆しゃぼん玉(乃南 アサ)
自堕落で無軌道に犯罪を繰り返す翔人が、偶然に出会った過疎の山村の老人たちとのふれあいを通じ改心して人生をやり直す決意をする。と書くとホントに月並みな小説みたいだけど、実際読んでみてそう思わせないのは乃南さんの筆力なんだろうか。人物描写がうまい。
◆十五少年漂流記 (ジュール・ヴェルヌ)
子供の頃に読んだことがあるような気もする。昨年の「新潮文庫の100冊」だった「海底二万哩」とは打って変わって、ヴェルヌらしからぬ普通の少年向け冒険譚でした。
最初は単調だったけど、後半は少年ものらしい冒険活劇。ちょっと現実離れしているような気もするけど、まあ楽しく読めました。
◆戦艦武蔵 (吉村 昭)
吉村昭さんは「零式戦闘機」「ポーツマスの旗」に続いて3冊目。圧倒的な資料収集力に毎度脱帽させられます。
多大な労苦の末に作られた武蔵が、肝心な時に温存され、勝機をあらかた逸してから投入され、ほとんど戦果を挙げられぬまま海の藻屑と消える。この愚挙に対する責任の所在はどこにあったのか、それは本書には書かれていない、想像するしかないことです。
建造時の異常なまでの秘匿も、沈没後の生存者乗組員の運命も、すべて愚かしく、虚しいです。
◆森見登美彦の京都ぐるぐる案内
森見登美彦さんの本って、たくさん読んでいるんですけど、読んだそばから、内容、結構忘れちゃってるんですよね。再読しなきゃ。
そんな不思議な森見作品満載の京都ガイドブック、この本を持って京都に旅行してみたくなりました。
◆最後の恋―つまり、自分史上最高の恋。 (阿川佐和子,沢村凜,三浦しをん,柴田よしき,乃南アサ,谷村志穂,角田光代,松尾由美)
三浦しをんさんのは既読、それ以外は初読でした。
谷村志穂さんのは現実逃避と哀しみ、切ないですね。
柴田よしきさんのは、ほうら、人生捨てたもんじゃないでしょって思えて良かった。
◆ポニーテール (重松 清)
血のつながった、物心がついたときには既にいた家族ではなく、妻や親友のように自分で選んだわけでもない新しい家族。
全身の細胞が入れ替わり、新しい人間になるのに6年かかるとは言いえて妙。その6年間の最初の半年の、もどかしすぎる始まりの物語。
妹のフミの視点で書かれながら、姉のマキや両親の心情も十分に想像できる、重松さん、上手いです。
不器用なマキの気持ちを思って、ちょっと泣けました。
◆きみの友だち (重松 清)
これも重松さんらしい、良いお話でした。小5の時に足に後遺症が残る大怪我をした和泉恵美、この彼女を中心に短編の連作が続いていていきます。
由香によって心を開いた彼女が、人気者の弟やその友人、周囲ばかりを気にするクラスメートたちに本当の友だちを教える話、といったら端折りすぎだろうか。フィクションとは思えないくらいに緻密に書きあげられた秀作と思う。
◆砂の女 (安倍 公房)
学生の頃以来の再読。
理不尽にも女の住む砂の家に監禁された男。最初は猛烈に反抗し、脱出を試みるが、さりとてそれまでの生活に夢や希望があったわけではない。
女との性交や溜水装置、閉ざされた砂の中でも生活に次第に満足を感じ始めた男は、外の世界に戻る意欲を徐々に喪失していく。
知らずのうちに体にまとわりつき、希望を奪い去ってしまう「砂」は何を象徴しているんでしょうか。
なんともやるせない読後感。安倍公房らしいシュールな作品でした。
その他の小説が2冊
◆思い出のとき修理します(谷 瑞恵) (集英社文庫)
ビブリア古書堂とか、珈琲店タレーランとか、それ系のほのぼのミステリー。
時計屋が舞台の割には、時計にまつわる深い薀蓄はあまりなくって、普通っぽい過去にまつわるライトなミステリーの連作短編ものになっています。ちょっとご都合主義に過ぎると思う部分もありましたが、まずまず楽しく読めました。
◆星やどりの声 (朝井 リョウ)(角川文庫)
ちょうどこの本の前に読んだ重松清さんの「ポニーテール」にちょっと似た話。
六人の兄弟姉妹の亡くなった父への想い、一見全然性格の違う子供たちが、それぞれに抱える複雑な心情が繊細に描かれている。
父の残した店「星やどり」に隠された秘密、そしてそれを守ろうとする兄弟姉妹。鎌倉・湘南っぽい海辺の街の心温まる家族の物語でした。
ラノベの再読が2冊。
◆GOSICKs VII ゴシック・薔薇色の人生(桜庭 一樹) (角川文庫)
クライマックスを前にした謎解きの巻。14年前のココ・ローズ殺人事件を通じて、いろいろな事実が。ビクトリカは否応なしに歴史の波に巻き込まれていきます。
サイドストーリーを入れてあと3巻。
◆ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット(川原 礫) (電撃文庫)
アニメ開始に備えての再読。
やはりSAOは面白い。キリトの半端ない剣技と天然の女ったらしぶりが。
アニメ初回を見ましたが、なかなか良い出来でした。
歴史本が2冊。
◆楽しい古事記 (阿刀田 高)(角川文庫)
歴史ヲタなもので、古事記は一応読んだ(もちろん現代語訳で)のですが、なかなか厳しかった。その点、この本は、古事記の面倒くさいところを全部飛ばして、要点だけを面白おかしく記述してあるので、実にとっつきやすい。一気読みしてしまいました。
現地の取材レポートも興味深かった。神話と歴史が繋がってて、しかもその主役の家系が連綿と今日まで続いている、考えてみれば、日本の歴史って、他に例のない、世界に誇れるものです。
歴代天皇の名前、天武天皇まで暗唱できるようになりました。
◆逆説の日本史 17 江戸成熟編(井沢 元彦) (小学館文庫)
井沢さんのこのシリーズも、もう17巻ですね。
相変わらずクドいと思える部分もありながら、それも含めて面白く読ませていただいています。
天保の改革、確かに学校ではそう習いました。朱子学が極東にもたらした害悪、底知れないですね。いつの世も、エリートってのはろくなことをしない。
◆ウェブ担当者1年目の教科書(佐野 彰彦)
ウェブページの作り方が大変易しく懇切丁寧に説明されていたので、良くわかりました。「自社のコマーシャル本」という気もしましたが。
この本自体が、この著者の会社の、紙ベースのウェブページで、この会社のお客様向けの営業ツールと考えると、なるほどという感じです。
◆奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り(矢部 輝夫)
新幹線の清掃業務を受託しているJR東日本の子会社が、いかにして意識改革を成し遂げたかという話。
やはり仕事への矜持ですよね。正しくボタンを押せば組織は変わる。自分も頑張ろうと思いました。
今度新幹線に乗る時は乗車準備作業にも注目しようと思います。
◆成功は一日で捨て去れ(柳井 正)(新潮文庫)
フリースのヒットでユニクロを4000億円企業にしたところまでの前著「一勝九敗」の続編。すごく感銘を受けました。
一旦は社長を退くも企業が成長しないとみるや社長職に復帰、ユニクログループを1兆円企業に導く。
トライ&エラー、ダメと分かった時の引き際が見事。こういう経営者を輩出したということは黒船に怯える日本の繊維業界にとって奇跡。
やっかみ半分にブラック企業とかネガティブな報道が多いですが、世界一を賭けて勝負しようとすれば当然こうなる。彼の言うことは経営理念として全て正論と思います。
2020年の5兆円宣言、お手並みを拝見したいです。
6月末に発表になった「新潮文庫の100冊2014」から、早速12冊。
◆友情(武者小路 実篤)
妄想と美化、思い込み野郎の純愛、ちょっと痛い感じです。野島さん、
ここまで杉子さんに思いっきり拒否されてお気の毒ですが、恋なんて所詮思い通りにならないことの方が多いのだから、これをばねに頑張ってください。
大宮さん、野島さんの手前諦めるなんてありえない。頭で考えてはいけません。
友情といえばそうなんだろうけど、うじうじ悩む男2人の狭間で、杉子さんの行動のなんと清々しいことか。
◆世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ(下川 裕治)
重厚長大、インフラに金がかかり、運航にノウハウを要する鉄道の時代は終わったって感じですね。
新幹線網を建設することができる一部の国を除いて、鉄道は飛行機と車に取って代わられる宿命なのでしょう。日本国内ですら、ローカル線はバスの方が便利ですものね。
鉄道が意外と残っているのは、その運営が国策会社によっていることが多いから、でも、それもそう長くは続かないでしょう。この難行苦行の旅行記を、そんなことを考えながら読んでいました。
◆思い出のマーニー(ジョーン・G.ロビンソン)
今夏のジブリ映画の原作。
孤独で無気力な少女、アンナが、田舎で不思議な少女、マーニーに出会ったことから、成長していく物語。序盤から伏線満載だったので、多分そういうタイムパラドックスものだろうなとは思いましたが、最後まで面白く読めました。
米林監督の映画も良かった。
◆ゴールデンスランバー(伊坂 幸太郎)
伊阪さんの作品は「重力ピエロ」「オー・ファーザー」についで3作目ですが、これが一番面白かった。
首相爆殺という現実離れした題材ながら、実に緻密に伏線がちりばめられ、回収されていくのに感心。でも、長かった。
ところで、ケネディ大統領暗殺事件って、本当に2039年まで真相公開禁止らしいですね。
◆しゃぼん玉(乃南 アサ)
自堕落で無軌道に犯罪を繰り返す翔人が、偶然に出会った過疎の山村の老人たちとのふれあいを通じ改心して人生をやり直す決意をする。と書くとホントに月並みな小説みたいだけど、実際読んでみてそう思わせないのは乃南さんの筆力なんだろうか。人物描写がうまい。
◆十五少年漂流記 (ジュール・ヴェルヌ)
子供の頃に読んだことがあるような気もする。昨年の「新潮文庫の100冊」だった「海底二万哩」とは打って変わって、ヴェルヌらしからぬ普通の少年向け冒険譚でした。
最初は単調だったけど、後半は少年ものらしい冒険活劇。ちょっと現実離れしているような気もするけど、まあ楽しく読めました。
◆戦艦武蔵 (吉村 昭)
吉村昭さんは「零式戦闘機」「ポーツマスの旗」に続いて3冊目。圧倒的な資料収集力に毎度脱帽させられます。
多大な労苦の末に作られた武蔵が、肝心な時に温存され、勝機をあらかた逸してから投入され、ほとんど戦果を挙げられぬまま海の藻屑と消える。この愚挙に対する責任の所在はどこにあったのか、それは本書には書かれていない、想像するしかないことです。
建造時の異常なまでの秘匿も、沈没後の生存者乗組員の運命も、すべて愚かしく、虚しいです。
◆森見登美彦の京都ぐるぐる案内
森見登美彦さんの本って、たくさん読んでいるんですけど、読んだそばから、内容、結構忘れちゃってるんですよね。再読しなきゃ。
そんな不思議な森見作品満載の京都ガイドブック、この本を持って京都に旅行してみたくなりました。
◆最後の恋―つまり、自分史上最高の恋。 (阿川佐和子,沢村凜,三浦しをん,柴田よしき,乃南アサ,谷村志穂,角田光代,松尾由美)
三浦しをんさんのは既読、それ以外は初読でした。
谷村志穂さんのは現実逃避と哀しみ、切ないですね。
柴田よしきさんのは、ほうら、人生捨てたもんじゃないでしょって思えて良かった。
◆ポニーテール (重松 清)
血のつながった、物心がついたときには既にいた家族ではなく、妻や親友のように自分で選んだわけでもない新しい家族。
全身の細胞が入れ替わり、新しい人間になるのに6年かかるとは言いえて妙。その6年間の最初の半年の、もどかしすぎる始まりの物語。
妹のフミの視点で書かれながら、姉のマキや両親の心情も十分に想像できる、重松さん、上手いです。
不器用なマキの気持ちを思って、ちょっと泣けました。
◆きみの友だち (重松 清)
これも重松さんらしい、良いお話でした。小5の時に足に後遺症が残る大怪我をした和泉恵美、この彼女を中心に短編の連作が続いていていきます。
由香によって心を開いた彼女が、人気者の弟やその友人、周囲ばかりを気にするクラスメートたちに本当の友だちを教える話、といったら端折りすぎだろうか。フィクションとは思えないくらいに緻密に書きあげられた秀作と思う。
◆砂の女 (安倍 公房)
学生の頃以来の再読。
理不尽にも女の住む砂の家に監禁された男。最初は猛烈に反抗し、脱出を試みるが、さりとてそれまでの生活に夢や希望があったわけではない。
女との性交や溜水装置、閉ざされた砂の中でも生活に次第に満足を感じ始めた男は、外の世界に戻る意欲を徐々に喪失していく。
知らずのうちに体にまとわりつき、希望を奪い去ってしまう「砂」は何を象徴しているんでしょうか。
なんともやるせない読後感。安倍公房らしいシュールな作品でした。
その他の小説が2冊
◆思い出のとき修理します(谷 瑞恵) (集英社文庫)
ビブリア古書堂とか、珈琲店タレーランとか、それ系のほのぼのミステリー。
時計屋が舞台の割には、時計にまつわる深い薀蓄はあまりなくって、普通っぽい過去にまつわるライトなミステリーの連作短編ものになっています。ちょっとご都合主義に過ぎると思う部分もありましたが、まずまず楽しく読めました。
◆星やどりの声 (朝井 リョウ)(角川文庫)
ちょうどこの本の前に読んだ重松清さんの「ポニーテール」にちょっと似た話。
六人の兄弟姉妹の亡くなった父への想い、一見全然性格の違う子供たちが、それぞれに抱える複雑な心情が繊細に描かれている。
父の残した店「星やどり」に隠された秘密、そしてそれを守ろうとする兄弟姉妹。鎌倉・湘南っぽい海辺の街の心温まる家族の物語でした。
ラノベの再読が2冊。
◆GOSICKs VII ゴシック・薔薇色の人生(桜庭 一樹) (角川文庫)
クライマックスを前にした謎解きの巻。14年前のココ・ローズ殺人事件を通じて、いろいろな事実が。ビクトリカは否応なしに歴史の波に巻き込まれていきます。
サイドストーリーを入れてあと3巻。
◆ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット(川原 礫) (電撃文庫)
アニメ開始に備えての再読。
やはりSAOは面白い。キリトの半端ない剣技と天然の女ったらしぶりが。
アニメ初回を見ましたが、なかなか良い出来でした。
歴史本が2冊。
◆楽しい古事記 (阿刀田 高)(角川文庫)
歴史ヲタなもので、古事記は一応読んだ(もちろん現代語訳で)のですが、なかなか厳しかった。その点、この本は、古事記の面倒くさいところを全部飛ばして、要点だけを面白おかしく記述してあるので、実にとっつきやすい。一気読みしてしまいました。
現地の取材レポートも興味深かった。神話と歴史が繋がってて、しかもその主役の家系が連綿と今日まで続いている、考えてみれば、日本の歴史って、他に例のない、世界に誇れるものです。
歴代天皇の名前、天武天皇まで暗唱できるようになりました。
◆逆説の日本史 17 江戸成熟編(井沢 元彦) (小学館文庫)
井沢さんのこのシリーズも、もう17巻ですね。
相変わらずクドいと思える部分もありながら、それも含めて面白く読ませていただいています。
天保の改革、確かに学校ではそう習いました。朱子学が極東にもたらした害悪、底知れないですね。いつの世も、エリートってのはろくなことをしない。
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