今月は結構ビジネス本を読みました。
それと、新潮文庫の100冊への挑戦、今年も始めました。
ビジネス書は以下の6冊。
◆「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方(岩田 松雄)
リーダーシップ3.0とか、ファシリテーティブ・リーダーとか言うやつ?
良い本でした。カリスマ的リーダーと違って、これなら自分でもできそうと思えるところが良い。明日から意識して実践してみます。
◆「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方(岩田 松雄)
同じ著者さんの続編、というか、上司側から、一緒に働きたいと思われる部下像を語った本。
要は意識の問題、お互い相手を理解しようというスタンスで仕事に臨めるかということかな。
それと、部下の方も、一段高い、ロングスパンの視野を持ってほしいということ。この方の言うこと、いちいち納得です。
◆失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)(戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎)
先月、「超」入門・失敗の本質を読んだのですが、物足りなかったので元ネタ本も読んでみました。
日本側戦死者200万人vs米国40万人、よくもまあここまで負けたものです。
物量や国力だけではない、日本軍に組織的欠陥があり、負けるべくして負けた。
目的が明確で下部組織にもそれが共有できていること。現場からのフィードバックを受け入れる仕組みがあること。新技術を取り入れる素養と仕組みがあること。思考が論理的で合理的であること。成果主義の人事制度。そんなところでしょうかね。
自分の会社に当てはめて考えてみます。
◆逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法(桜井 博志)
ヱヴァの葛城ミサトさんもご愛飲の獺祭、その社長の話。経営に哲学を感じます。
山口県の片田舎の酒造が、ハンデを逆手にとっての見事な逆転劇。素晴らしいのは会社に、そして日本酒に対する将来のビジョンを持っていること。
品質を落とさず、市場にも阿らずに生産量を積極的に拡大して、その9割を海外で販売したい。ありのままの日本酒文化を輸出したい。
大いに共感します。
◆稲盛和夫の経営問答 従業員をやる気にさせる7つのカギ(稲盛 和夫)
稲盛さんの経営問答集。当然、経営者向けの本です。
単に精神的、抽象的な話だけでなく、稲盛さんの言うところのフィロソフィを大切にしながらも具体的な解決策に切り込む、温かくも切れ味鋭い一冊。
シンプルにすごいなーと思いました。
◆道をひらく(松下 幸之助)
さすが松下さん、さすが500万部のベストセラー。
覚悟というか、信念というか、経営者という枠を飛び出して、とにかくすごい人です。
文章が平易過ぎて、かえってよくわからない。とりあえず好きな言葉を5つ選んで、この本を手元において、その言葉が頭にしみこむまで日々眺めようと思います。
新潮文庫の100冊から9冊
◆罪と罰〈上〉〈下〉(ドストエフスキー)
高校生の頃以来の再読。「こんなのよく読めたな、高校生の自分」と思いました。
罪を罪とも思わないラスコーリニコフ、それにしては大きく揺れる心、でも、良心とか後悔とか、そういうのではない。
非凡人の理論は最後まで否定しなかった。でも彼は非凡人にはなれなかった。盗んでも、それを世のために使えるだけの実力、信念がなかった?それを救ったのがソーニャの信仰ということか。キリスト教文化が分かっていないと全部は理解できないかな。それにしても上下巻、長かった。
それにしてもロシア人の名前は分かりにくい。
◆アコギなのかリッパなのか: 佐倉聖の事件簿 (畠中 恵)
政治という特殊社会における日常ミステリー、でしょうか。設定にちょっと無理があるかも。
◆指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく (城山 三郎)
本来であれば外交の一手段であるべき戦争が、それ自体目的化し、国益を損なっているのに止めることができない。
指導者は無能で戦略も戦術もお粗末極りなく、いたずらに敗戦を重ねる。
人命軽視、その最たるものが特攻。読んでて腹立たしいですよね。そして情けない。
「永遠の0」でも思ったけど、風化させてはいけないです。日本人として。
◆こんなに変わった歴史教科書(山本 博文)
私は「昭和の教科書」世代ですが、なにせ歴史ヲタなもので、特にすごく目新しいと思える記述はありませんでした。
戦前の反動でしょうか、僕らの頃はマルクス史観っぽい記述が多かったように思います。
社会科の先生もそんな感じの人が多かった。それに比べれば、今の歴史教科書は良くなっていると思います。
◆不思議の国のアリス (ルイス・キャロル)
再読だけど、読んだのはこの訳本ではなかった。もっと堅苦しい感じの訳。岩波文庫だったかな。
こういう言葉遊びの多い児童文学は、翻訳によってかなり印象が違ってしまう、やはり原書で読むべきなんだろうな。
話自体は、あまりに有名な夢落ち話。少女一人が変な世界に迷い込みながらもそこで頑張る、奇想天外ながら子供に夢と勇気を与える話と思います。ちょっと「千と千尋の神隠し」みたい。
◆片眼の猿―One-eyed monkeys (道尾 秀介)
道尾さんの作品は4作目ですが、「ソロモンの犬」同様、これも道尾さんにしては割と軽めという印象。
ミスリードを誘う伏線にしっかり騙されはしましたけど。秋絵さんにも、冬絵さんにも。
素敵なラストでした。
◆「さよなら」が知ってるたくさんのこと (唯川 恵)
女性の書いた恋愛についてのエッセイということで、あまり期待せずに読み始めたのですが、最初の「寂しさ、このやっかいなもの」からいきなり引き込まれました。男性にも共感できることが多かったです。
自分の考えを、こういう風にきっちり文章にできたらいいななんて思いながら読んでました。
◆ボクの音楽武者修行 (小澤 征爾)
なぜか「のだめカンタービレ」を思い浮かべながら読みました。
若き日の「世界のOZAWA」が、随分と無鉄砲で自由奔放な若者だったんだなということ、そして、たぐいまれな才能を持っていたのだなということが分かった。
昭和30年代、まだ日本がとことん貧乏だったころ。時代を感じました。
あとは、話題作とかを読んでみました。
東野圭吾さんが2冊、桜庭一樹さんが2冊。
◆町長選挙 (奥田 英朗)(文春文庫)
伊良部一郎シリーズ三部作読了。
相変わらずの面白さ、いえ、三部作の中でもこれが最高傑作なのではと思いました。特にナベマンには笑えた。
滅茶苦茶な展開でも、最後にはなんとなくいい話になっているから不思議。
◆真夏の方程式(東野 圭吾) (文春文庫)
ずっと積読本になっていたのですが、先週TVで見ちゃったので、慌てて読んでみました。って、ミステリーを、ネタが分かってから読むのってどうよって気もしますが。
純愛と献身は分かるけど、殺されちゃった塚原さんはお気の毒。
仙波さんの献身は必然性があるけど、育ての親の献身は少し悲しい。
二人の献身を受けた成実、この終わり方もありかなと思います。
◆夜明けの街で(東野 圭吾) (角川文庫)
これはっ!
自分的に、直球ど真ん中の小説でした。脳内で、秋葉を深田恭子に、渡部を自分に、変換して読んでました。
男には、辛いような、ホッとするような結末でしたね。
私は、死ぬまで男性でありたいと思っています。(意味不明)
◆GOSICKsIII―ゴシックエス・秋の花の思い出―(桜庭 一樹)
再読。花を題材にしたミステリー短編集。
ビクトリカと一弥の平穏な日々。でも、二人にはいよいよ嵐が近づいてくる。
怒涛のクライマックスを前に、ほっとさせられる秋の日の一コマでした。
◆私の男 (文春文庫)(桜庭 一樹)
桜庭一樹さんの直木賞受賞作。映画化されるというので読んでみました。
桜庭さんのは、「GOSICK」シリーズと「伏」を読んだけど、これはなんとまた打って変わってハードな題材で。
近親相姦と未成年との性行為のダブルパンチで、これどうやって映画にしたのかな。
血が引きあったといえばそれまでですが、とことん天涯孤独で似た者同士の二人の絡み合いがなんとも淫靡で哀しいです。名作に拍手。
ところで、2章で美郎が会った額に黒子のある男は誰?
◆氷輪 (上)(下)(永井 路子) (中公文庫)
1年以上ずっと積読本になっていましたが、やっと読みました。
古代史を題材に歴史小説を書く人って少ないですよね。永井路子さんと黒岩重吾さんくらい。
今回の永井さんのこれですが、時代的は8世紀後半、「美貌の女帝」元正天皇の後の時代。
黒岩重吾さんにも同時代を書いた「弓削道鏡」がありますが、政治的という意味では、永井さん、突っ込みが深い。
主人公が誰だかわかりにくいのですが、鑑真と藤原仲麻呂を中心に話は進んでいきます。
権謀術策の政治家と世俗離れをした宗教家、対照的なふたり。孝謙女帝を手玉に取って絶頂の仲麻呂とその転落。
永井さんは、孝謙女帝は、藤原仲麻呂とは肉体関係はなかったが、道鏡とはあった派なんですね。
お飾りだった孝謙女帝が男のために政治に目覚める件はなかなかの迫力。
大局的に見れば、誰が、ではなくって、仏教の在り方そのものが主人公だったのかな。
それと、新潮文庫の100冊への挑戦、今年も始めました。
ビジネス書は以下の6冊。
◆「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方(岩田 松雄)
リーダーシップ3.0とか、ファシリテーティブ・リーダーとか言うやつ?
良い本でした。カリスマ的リーダーと違って、これなら自分でもできそうと思えるところが良い。明日から意識して実践してみます。
◆「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方(岩田 松雄)
同じ著者さんの続編、というか、上司側から、一緒に働きたいと思われる部下像を語った本。
要は意識の問題、お互い相手を理解しようというスタンスで仕事に臨めるかということかな。
それと、部下の方も、一段高い、ロングスパンの視野を持ってほしいということ。この方の言うこと、いちいち納得です。
◆失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)(戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎)
先月、「超」入門・失敗の本質を読んだのですが、物足りなかったので元ネタ本も読んでみました。
日本側戦死者200万人vs米国40万人、よくもまあここまで負けたものです。
物量や国力だけではない、日本軍に組織的欠陥があり、負けるべくして負けた。
目的が明確で下部組織にもそれが共有できていること。現場からのフィードバックを受け入れる仕組みがあること。新技術を取り入れる素養と仕組みがあること。思考が論理的で合理的であること。成果主義の人事制度。そんなところでしょうかね。
自分の会社に当てはめて考えてみます。
◆逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法(桜井 博志)
ヱヴァの葛城ミサトさんもご愛飲の獺祭、その社長の話。経営に哲学を感じます。
山口県の片田舎の酒造が、ハンデを逆手にとっての見事な逆転劇。素晴らしいのは会社に、そして日本酒に対する将来のビジョンを持っていること。
品質を落とさず、市場にも阿らずに生産量を積極的に拡大して、その9割を海外で販売したい。ありのままの日本酒文化を輸出したい。
大いに共感します。
◆稲盛和夫の経営問答 従業員をやる気にさせる7つのカギ(稲盛 和夫)
稲盛さんの経営問答集。当然、経営者向けの本です。
単に精神的、抽象的な話だけでなく、稲盛さんの言うところのフィロソフィを大切にしながらも具体的な解決策に切り込む、温かくも切れ味鋭い一冊。
シンプルにすごいなーと思いました。
◆道をひらく(松下 幸之助)
さすが松下さん、さすが500万部のベストセラー。
覚悟というか、信念というか、経営者という枠を飛び出して、とにかくすごい人です。
文章が平易過ぎて、かえってよくわからない。とりあえず好きな言葉を5つ選んで、この本を手元において、その言葉が頭にしみこむまで日々眺めようと思います。
新潮文庫の100冊から9冊
◆罪と罰〈上〉〈下〉(ドストエフスキー)
高校生の頃以来の再読。「こんなのよく読めたな、高校生の自分」と思いました。
罪を罪とも思わないラスコーリニコフ、それにしては大きく揺れる心、でも、良心とか後悔とか、そういうのではない。
非凡人の理論は最後まで否定しなかった。でも彼は非凡人にはなれなかった。盗んでも、それを世のために使えるだけの実力、信念がなかった?それを救ったのがソーニャの信仰ということか。キリスト教文化が分かっていないと全部は理解できないかな。それにしても上下巻、長かった。
それにしてもロシア人の名前は分かりにくい。
◆アコギなのかリッパなのか: 佐倉聖の事件簿 (畠中 恵)
政治という特殊社会における日常ミステリー、でしょうか。設定にちょっと無理があるかも。
◆指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく (城山 三郎)
本来であれば外交の一手段であるべき戦争が、それ自体目的化し、国益を損なっているのに止めることができない。
指導者は無能で戦略も戦術もお粗末極りなく、いたずらに敗戦を重ねる。
人命軽視、その最たるものが特攻。読んでて腹立たしいですよね。そして情けない。
「永遠の0」でも思ったけど、風化させてはいけないです。日本人として。
◆こんなに変わった歴史教科書(山本 博文)
私は「昭和の教科書」世代ですが、なにせ歴史ヲタなもので、特にすごく目新しいと思える記述はありませんでした。
戦前の反動でしょうか、僕らの頃はマルクス史観っぽい記述が多かったように思います。
社会科の先生もそんな感じの人が多かった。それに比べれば、今の歴史教科書は良くなっていると思います。
◆不思議の国のアリス (ルイス・キャロル)
再読だけど、読んだのはこの訳本ではなかった。もっと堅苦しい感じの訳。岩波文庫だったかな。
こういう言葉遊びの多い児童文学は、翻訳によってかなり印象が違ってしまう、やはり原書で読むべきなんだろうな。
話自体は、あまりに有名な夢落ち話。少女一人が変な世界に迷い込みながらもそこで頑張る、奇想天外ながら子供に夢と勇気を与える話と思います。ちょっと「千と千尋の神隠し」みたい。
◆片眼の猿―One-eyed monkeys (道尾 秀介)
道尾さんの作品は4作目ですが、「ソロモンの犬」同様、これも道尾さんにしては割と軽めという印象。
ミスリードを誘う伏線にしっかり騙されはしましたけど。秋絵さんにも、冬絵さんにも。
素敵なラストでした。
◆「さよなら」が知ってるたくさんのこと (唯川 恵)
女性の書いた恋愛についてのエッセイということで、あまり期待せずに読み始めたのですが、最初の「寂しさ、このやっかいなもの」からいきなり引き込まれました。男性にも共感できることが多かったです。
自分の考えを、こういう風にきっちり文章にできたらいいななんて思いながら読んでました。
◆ボクの音楽武者修行 (小澤 征爾)
なぜか「のだめカンタービレ」を思い浮かべながら読みました。
若き日の「世界のOZAWA」が、随分と無鉄砲で自由奔放な若者だったんだなということ、そして、たぐいまれな才能を持っていたのだなということが分かった。
昭和30年代、まだ日本がとことん貧乏だったころ。時代を感じました。
あとは、話題作とかを読んでみました。
東野圭吾さんが2冊、桜庭一樹さんが2冊。
◆町長選挙 (奥田 英朗)(文春文庫)
伊良部一郎シリーズ三部作読了。
相変わらずの面白さ、いえ、三部作の中でもこれが最高傑作なのではと思いました。特にナベマンには笑えた。
滅茶苦茶な展開でも、最後にはなんとなくいい話になっているから不思議。
◆真夏の方程式(東野 圭吾) (文春文庫)
ずっと積読本になっていたのですが、先週TVで見ちゃったので、慌てて読んでみました。って、ミステリーを、ネタが分かってから読むのってどうよって気もしますが。
純愛と献身は分かるけど、殺されちゃった塚原さんはお気の毒。
仙波さんの献身は必然性があるけど、育ての親の献身は少し悲しい。
二人の献身を受けた成実、この終わり方もありかなと思います。
◆夜明けの街で(東野 圭吾) (角川文庫)
これはっ!
自分的に、直球ど真ん中の小説でした。脳内で、秋葉を深田恭子に、渡部を自分に、変換して読んでました。
男には、辛いような、ホッとするような結末でしたね。
私は、死ぬまで男性でありたいと思っています。(意味不明)
◆GOSICKsIII―ゴシックエス・秋の花の思い出―(桜庭 一樹)
再読。花を題材にしたミステリー短編集。
ビクトリカと一弥の平穏な日々。でも、二人にはいよいよ嵐が近づいてくる。
怒涛のクライマックスを前に、ほっとさせられる秋の日の一コマでした。
◆私の男 (文春文庫)(桜庭 一樹)
桜庭一樹さんの直木賞受賞作。映画化されるというので読んでみました。
桜庭さんのは、「GOSICK」シリーズと「伏」を読んだけど、これはなんとまた打って変わってハードな題材で。
近親相姦と未成年との性行為のダブルパンチで、これどうやって映画にしたのかな。
血が引きあったといえばそれまでですが、とことん天涯孤独で似た者同士の二人の絡み合いがなんとも淫靡で哀しいです。名作に拍手。
ところで、2章で美郎が会った額に黒子のある男は誰?
◆氷輪 (上)(下)(永井 路子) (中公文庫)
1年以上ずっと積読本になっていましたが、やっと読みました。
古代史を題材に歴史小説を書く人って少ないですよね。永井路子さんと黒岩重吾さんくらい。
今回の永井さんのこれですが、時代的は8世紀後半、「美貌の女帝」元正天皇の後の時代。
黒岩重吾さんにも同時代を書いた「弓削道鏡」がありますが、政治的という意味では、永井さん、突っ込みが深い。
主人公が誰だかわかりにくいのですが、鑑真と藤原仲麻呂を中心に話は進んでいきます。
権謀術策の政治家と世俗離れをした宗教家、対照的なふたり。孝謙女帝を手玉に取って絶頂の仲麻呂とその転落。
永井さんは、孝謙女帝は、藤原仲麻呂とは肉体関係はなかったが、道鏡とはあった派なんですね。
お飾りだった孝謙女帝が男のために政治に目覚める件はなかなかの迫力。
大局的に見れば、誰が、ではなくって、仏教の在り方そのものが主人公だったのかな。
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