なでしこ、銀メダル

バレーのブラジル戦を応援していたので、ほとんど後半しか応援できなかったのですが、いい試合でした。
2ー1で勝った準決勝のフランス戦より、いえ、予選もあわせた全ての彼女らの試合の中で、一番いい試合だったと思います。

開始わずか8分で先制を許したのは大きな誤算だったでしょう。
監督も選手たちも、前半は0点でいきたいって言ってたし、ここまでのなでしこの勝ちパターンは、守りを固めた上での先行逃げ切りでしたから。
でも、予想外の展開にも、動揺なく、いつもの通りに攻め、守ります。

後半、カウンターのドリブルから強烈なミドルシュートを決められて2ー0、それでも浮き足立っていないし、諦めてもいない。
ベンチの打つ手も的確、入った選手もその起用に応えました。
ボランチを一人にして沢をトップ下に上げて、SBの鮫島に代えてFWの岩渕を投入。
その沢がシュート、DFにクリアされたところを粘って、こぼれたボールを大儀見が決めて1点差。
岩渕も高い位置でボールをカットしてGKと1対1のシュートを放ち、見せ場を作りました。
そのシュートをGKのソロがファインセーブ、日本の選手も詰めていたのだけど、はじかれたボールは米国のDFのいる方へ。
あれはソロがわざと味方の方へはじいたのかな、そうだとすれば流石です。

ワールドカップとは逆の結果になったのは、運、かな。
入ってもいいシュートが入らず、取ってもいいハンドを取って貰えなかった。
ワールドカップはフロックではなかったことを証明した、金メダルと同じくらい価値ある銀メダル、私はそう思います。