ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

「完全なる首長竜の日」映画化

2013-03-25 23:43:00 | 読書
「このミス」大賞受賞作品だというので読んでみましたが、うーん、これをミステリーというのか。

「翔太と猫のインサイトの夏休み」というこ難しい哲学の入門書のなかで、「培養器の中の脳は、自分が培養器の中の脳だということに気がつけるか」「そもそも自分が培養器の中の脳ではないとどうして言えるのか」みたいな話がでていましたが、それっぽい話。

こん睡状態の人の脳の中にセンシングという技術で入っていく、脳内の、バーチャルリアリティの世界。
主人公の和敦美は人気少女漫画家。彼女には自殺未遂からこん睡状態にある弟、浩市がいる。
浩市の意識を取り戻すために、センシングで彼の脳内に入り込む敦美、でも、彼女の日常、現実世界の方にも、どうにもおかしな出来事が起こり始める。
どこまでがバーチャルでどこまでがリアルなのか、渾然とした世界。不思議な小説でした。

でも、綾瀬はるかと佐藤健主演の映画の方は、全然違う話になっているみたい。
自殺未遂でこん睡状態の敦美(綾瀬はるか)の脳内に、佐藤健演じる恋人の浩市が、彼女の意識を呼び戻すために入っていく、みたいな。
ま、面白い映画になっていれば、それでいいんだけど。
とりあえず、試写会応募してみました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桜好き | トップ | 「ビブリア古書堂の事件手帖... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事