CDを集めるのが趣味で、家には数えきれないほどの枚数があちこちに眠っている。
収集の対象は、演奏するのと同様に16世紀後半から18世紀前半までの音楽が大半だが
現代音楽や、ジャズ、ロックも少なくは無い。
子供の頃、なけなしの小遣いで買ったLPレコードは、文字通り擦り切れるまで聴いたもの
だったが、大人になってからは沢山買うものの、1枚を聴き込むということは少なくなって
しまったようだ。
せっかく一軒家に引っ越して来たことだし、ゆっくりなんか聴くかと引っ張り出してきたのが
写真のボッケリーニである。いつ、どのような経緯で買い求めたのか全く記憶にない。
ピリオド楽器使用というのが目を引いたのかもしれない。
古典派近辺の室内楽は、私には最も縁遠いジャンルだが、この5重奏は素晴らしかった。
特に3番目のハ短調の曲は、愁いを帯びたメヌエット以降が感涙モノである。
いい曲だったよ。
山のようにある未聴の他のCDも聴いてみよう。